写真で見る!「黒岩日記」-令和5年7月20日
更新日:2023年7月20日
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米国訪問5日目は、県とライフサイエンス分野に関する連携覚書を締結しているスタンフォード大学医学部等が共催する国際シンポジウムに出席し、私は基調講演を行いました。
この国際シンポジウムは、日米の産学公連携を深めることを目的として、全5日間の日程で、スタンフォード大学において開催されるものです。初日となる本日は「科学技術、連携、及び未病コンセプトを通じた健康課題の解決に向けて」がテーマでした。
ロイド・マイナー医学部長は、挨拶のなかで、健康に関わる世界共通の課題に挑戦するために国際連携を推進することは大変素晴らしいことであり、それがスタンフォード大学と神奈川県との連携関係から始まったことは大変意義深いと話されました。
続いて、スタンフォード大学医学部ロナルド・パール教授からは、県の未病の取組や意義について、出席者に向けて丁寧に説明していただきました。スタンフォード大学の教授が県の推進する未病の考え方に賛同し、一緒に発信していただけることを大変光栄に思いました。
シンポジウム後には、マイナー医学部長と面談し、県とスタンフォード大学医学部のライフサイエンス分野に関する連携覚書の再締結を記念したセレモニーを執り行いました。
午後には、同じくスタンフォード大学内で開催された「日米イノベーションアワード」に出席し、日米のスタートアップ企業に向けて挨拶をさせていただきました。また、アワードに出席されていた、優れた技術やサービスを持つ、今後活躍が期待されるベンチャー企業等の方々と交流しました。
その後、ライフサイエンス分野のインキュベーション施設であるMBCバイオラボを訪問し、県の取組紹介と意見交換を行いました。県の人口ピラミッドが将来逆転すること等について説明したところ、ダグラス・クロフォード施設長からは、このインキュベーション施設から育つベンチャー企業が、日本の少子高齢化の課題解決に技術面で貢献できるのではないかというお話がありました。
今回の米国訪問で、ライフサイエンス分野における産学公連携の世界的モデルであるスタンフォード大学医学部とのネットワークをさらに深めるとともに、高齢化の分野においても海外とのネットワークを広げることができました。こうしたネットワークを活かして、ヘルスケア・ニューフロンティアの国際展開をさらに進めてまいります。
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