写真で見る!「黒岩日記」 > 写真で見る!「黒岩日記」-令和6年9月18日
更新日:2024年9月18日
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本日は、厚木市にある消防学校に併設された災害救助訓練場「かながわ版ディザスターシティ」を視察しました。この施設は、平成30年に整備した全国最大規模の訓練施設で、令和5年度に機能強化を行い、本年7月から新たに運用されています。
視察日は、厳しい残暑でしたが、4月に入校した初任教育生が元気に訓練を行っていました。
はじめに、訓練用重機を用いた土砂災害救助訓練を視察しました。
この重機は、熱海の土石流災害などを教訓に、近年、大規模化する自然災害への対応力を強化する目的で、令和5年度に新規整備しました。多くの防災関係機関の訓練で活用していただき、さらに効率的な救助活動が確立されることが期待されます。
次に「ガレキ救助訓練施設」を視察しました。こちらでは、地震や土砂災害で倒壊したビル内で生き埋めになった方を救助するための訓練を行うことができます。人一人が通るのがやっとの狭い内部には、ガレキが詰め込まれていて、余震を警戒しながら救助に向かう救助隊員の過酷さを改めて認識しました。
最後に「街区災害対応訓練施設」を視察しました。ここには、今回の機能強化で導入された3棟の移動式模擬家屋があり、それらを組み合わることで、住宅密集地での様々な災害を再現することができます。
大地震の際、住宅密集地では、街区火災の発生が懸念されますが、この施設を活用し、あらかじめ対応を検証することで被害軽減を図ることができます。
神奈川県は、かながわ版ディザスターシティの充実や活用促進を図ることで、県内防災関係機関の活動をサポートし、県全体の災害対応力の向上を進めていきます。
また、今回の視察でたくましい姿を見せてくれた初任教育生の皆さんは、9月一杯で卒業となりますが、消防学校で訓練を重ねた自信と誇りを胸に、現場で活躍されることを期待しています。
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