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更新日:2024年11月13日

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定例会見(2024年11月11日)結果概要

過去の知事記者会見の様子をテキスト版でご覧いただけます。

発表項目

かながわのスポーツツーリズムPR動画を作成しました!)

 はじめに、「かながわのスポーツツーリズムPR動画を作成しました!」についてです。
 県は、スポーツを通じた地域活性化に向けて、アウトドアスポーツやアーバンスポーツによるスポーツツーリズムを推進しており、今回、市町村や企業、スポーツ団体等が活用できるPR素材を作成することとしました。
 第1弾としてウインドサーフィンとスポーツクライミングの2種目のPR動画を作成しましたので公開します。
 今回公開する動画では、動画作成に当たって実施した体験ツアーに参加された方々がキャストとなっています。初心者から上級者まで幅広い方に出演いただきました。また、迫力のあるドローン映像、海や山などの自然環境を活かした美しい映像も盛り込まれており、神奈川でスポーツすることの感動が詰まった魅力的な映像となっています。
 それでは、ウインドサーフィン編とスポーツクライミング編の動画をご覧ください。
 このPR動画は、スポーツツーリズムに取り組む市町村や企業、スポーツ団体等により情報発信をする際に活用していただきたいと思っています。また、県でも、県ホームページや、県公式観光サイト「観光かながわNOW」でも発信し、スポーツツーリズムを盛り上げていきたいと考えています。
 なお、今後、カヌー、ゴルフ、ハイキング・トレッキング、サイクリング、スケートボード、BMXについても、動画などを作成していく予定です。

知事出席主要行事

 知事出席主要行事については、事前に送付した資料のとおりですが、そのうち、2件コメントしておきます。
 本日16時から、神奈川県民ホール小ホールにおいて、かながわ観光親善大使であるバレエダンサーの上野水香さんと、バレエ・ガラ公演に関する共同記者会見を行います。
 このバレエ・ガラ公演「Jewels from MIZUKA 2025 ジュエルズ・フロム・ミズカ 2025」は、上野水香さんご自身がプロデュース・主演による公演で、来年3月に県主催で実施する神奈川県民ホール休館前イベント「ありがとう神奈川県民ホール」のメイン公演でもあります。
 会見では、上野水香さんに、公演のプログラムや、公演にかける熱い想いなどについて、お話しいただく予定ですので、ぜひ取材にお越しください。
 次に、11月19日(火曜日)に、地域連携による新たなイノベーション創出を目指す「横浜国立大学 新湘南共創キャンパス」に「黒岩祐治が行く!神奈川の現場」として訪問します。
横浜国立大学は、昨年11月、藤沢市にある湘南アイパークに「新湘南共創キャンパス」を設置し、湘南地域の多様な主体と連携した共創活動や地域での実践的教育の展開を通したイノベーティブ人材の育成に取り組んでいます。
 当日は、「新湘南共創キャンパス」を見学し、最先端のヘルステクノロジー研究や地域の共創活動について取り組む学生の方々などと意見交換を行います。ぜひ、取材にお越しください。
 私からの発表は以上です。みなさんからのご質問をどうぞ。

質疑

「かながわのスポーツツーリズムPR動画を作成しました!」について

記者: PR動画ですが、目的として地域活性化というお話ありましたが、県としてスポーツツーリズムに力を入れる意義とか目的というのがあれば伺いたいのと、第1弾としてウインドサーフィンとスポーツクライミングを選ばれた理由を合わせて伺えればと思います。

知事: 私が知事になったときから、マグネット神奈川という表現をしてきました。引きつける力を持った神奈川。行ってみたいな、住んでみたいなと思う神奈川。行ってみたいというのはまさに観光施策であります。その行ってみたい中で観光というものといろんなものを掛け合わせるクロス戦略と言ってきましたが、例えば観光×エンターテイメントであるとか、観光×農業とか、いろんな分野で観光といったものを呼び込むため、活性化させるためのいろんなものとの組み合わせという中で、スポーツとの組み合わせ、スポーツツーリズムに焦点を当てようということでやってまいりました。これを分かりやすく皆さんに見えるようにして、神奈川に行ったらこんな体験ができるのだということを分かっていただくための動画であります。まず第1に神奈川でこのウインドサーフィンとクライミングをやったのは、神奈川らしさが一番出ている。まさに湘南海岸を滑走するウインドサーフィンといったものは、神奈川でのスポーツらしさというもののある種象徴だと思いますし、スポーツクライミング施設といったものも、ご覧になったら分かると思いますけど、あんな施設ができていたということを分かっていただける。これをまず見ていただいて、そして皆さんが来てくださるという流れをしっかり作っていきたい。それが地域活性化にもつながると考えています。

記者: PR動画の話で、改めてどのように活用してほしいかという部分を、もう一度知事から伺いたいと思います。

知事: 見ていただいたら、行きたくなると思う方がたくさん出てくるということを狙っているわけです。今SNSの時代ですから、県のホームページ等見ていただくとか、観光のウェブサイト見ていただき、この映像と巡り合っていただいたら、行ってみたくなる。今までウインドサーフィンをやったことない人でも、冒頭に流した動画のように海をさっそうと行くかっこいいウインドサーフィンの絵などを見ながら、そのようなことはトップアスリートしかできないと思いながらも、子どもたちがあのように学んでいる姿を見たら、自分でもやれるのかなと思って、実際に来ていただいて、そして挑戦していただくという流れができてくるといいなと思っています。県ホームページや県公式観光サイト「観光かながわNOW」で公開するほか、スポーツツーリズムに取り組む市町村や企業、スポーツ団体等に無償でこの動画を提供いたします。関係の皆様には、大会やイベントでの放映や、SNSなどでの活用、さらには、旅行商品のPR素材など、さまざまな形で積極的に活用していただきたいと考えています。

記者: この動画についてなのですが、主にどういうところをターゲットとして考えているのか、今お話伺っていると県外から来てほしいというお話だと思うのですが、例えば首都圏の近場から来てほしいなのか、広く見れば例えばインバウンドというのも観光としては考えられると思うのですが、この動画は主にどういう方をターゲットとして捉えているのか、知事として、どういう人に、ぜひ来てほしいという何か期待感などがあれば教えてください。

知事: 来たいと思う人は誰でも良いです。どこの誰でも良いです。来ていただきたいと思います。今インバウンドという話がありましたけど、ご覧いただいたように、ナレーションがあるわけでもなく、映像を見ているだけで良さそうだと思っていただければそれで良いと思います。それとお子さんから大人まで、これを見て、自分でもできそうだと思っていただいた方、県外でも国外でも県内でも、皆さん大歓迎です。

闇バイトの事件を踏まえた防犯対策について

記者: 最近、首都圏で闇バイトに応募された方による強盗事件が頻発しております。政府は、今年度の補正予算案で防犯体制の強化みたいなところで予算措置をする方針だそうで、報道等によりますと、防犯カメラの設置費用を公費補助しようとしているみたいです。横浜市も防犯灯の設置拡充をする方針ということなのですが、県として、防犯対策等の施策を検討しているかどうか、そのあたりを伺いたいと思います。

知事: 防犯カメラというのは以前から、かなりあちらこちらで要望が多くて、われわれも今までずっとその要望になるべくお応えするように、結構さまざまなところに付いていると思います。今、闇バイトの強盗事件が起きたからといって、現時点ですぐにこれを増やそうということは今のところはまだ考えてはいませんが、しっかりとそういう対応をしていかなくてはいけないと思っています。そのあたりは皆と協議しながら、どのように対応するか考えていきたいと思います。

横浜DeNAベイスターズの優勝について

記者: 横浜DeNAベイスターズが26年ぶりの日本一となりました。どう受け止められているのかということと、経済効果も期待されるところと思いますが、知事の受け止めをお願いします。

知事: 私もテレビで見ていましたけど、大喝采しました。大興奮状態になりましたけど、実は今年のシーズン始まった当初に見に行ったのです。そのときに、今年のDeNAはめちゃくちゃ強いなと思ったのです。打線を見ても、誰がホームランを打ってもおかしくないような打線がずらっと並んでいる。これなら圧倒的な優勝だろうなと思っていたら、あにはからんや、なかなかうまくいかなくて、やっとクライマックスシリーズ出場がなんとかなった。そんなはずじゃなかったのにとずっと思っていました。見事に下剋上を果たして、セ・リーグの代表となっていった中で、本当にあのときの強さが戻ってきているならばいけるだろうという気持ちはありましたけども、初戦でホームであるにもかかわらず2連敗して、やはり下剋上は少し限界があるのかなと思っていましたが、逆に相手側のホームに行ったときには今度3連勝して帰ってきて、これはいけるかもしれないと思って見ていたところ、見事に日本一に輝いてくれたということであり、本当に嬉しいニュースだと思います。今年はドジャース大谷選手の一挙手一投足、私たちも本当にくぎ付けだったのですが、そのドジャースも世界一になった。そしてこの横浜DeNAも日本一になったということです。非常に明るいニュースがあったということで非常に喜んでいます。セールスもやったようでありますけども、またこれからこの優勝というものをどのように展開するか、みんなでお祝いするような場があるかもしれませんので、そういったあたりでまた経済効果も期待したいと思います。

103万円の壁について

記者: 国の方で今、103万円の年収の壁の議論が活発化していると思います。地方税の減収などにつながりかねないということで、知事会の方は、政府与党に申し入れされていると思うのですが、改めて知事個人のご見解をお聞かせいただきたいのと、合わせて仮に国民民主党さんが掲げるような178万円に引き上げた場合、住民税の基礎控除が引き上げられた場合、県としてどれぐらいの税収減があるかという試算がもしされていたら合わせて伺います。

知事: 今回の選挙を通じて、103万円の壁といった問題がクローズアップされて、皆さんで議論するようになってきました。県民目線に立てば、やはり壁というものを何とか超えてほしいという思いがかなりあるのではないかと私は見ていますけども、一方、本県税収にやはり大きな影響があることは間違いないです。103万円からもし178万円に引き上げられた場合は、詳細な見直し内容は判明していないため具体的な減少額を算定することは困難ではありますが、総務省が試算した地方全体で4兆円の減収を基に考えますと、本県の個人県民税についても最大で、1,000億円近くの影響が生じるものと考えています。そういうことでありますので、制度の見直しに当たっては、地方の財政運営に支障が生じないよう、代替財源の確保も含めて慎重に検討していただきたいと考えています。

(以上)

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