更新日:2024年12月9日
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「かながわの農林水産業」で働き始めた方のインタビューを掲載しています。
学校を卒業してから39歳まで建設業をしており、何か変化が欲しい気持ちになっていました。登山が趣味だったので自然に関わるような仕事を考えていて林業にたどりつきました。また工事現場のような仕事もありそうだったので今までの経験を多少なりとも生かせるかなと思いました。
四季折々の景色を体感しながら仕事ができることです。また毎日体を動かすので健康的な生活が送れるようになったことです。現場作業では、木を切ったり下草を刈ったりすると目に見えて違いがわかり達成感があります。
登山が趣味だったので体力的には十分通用すると思っていましたが、歩行だけでなく上半身の力を使う仕事が多かったので思ったような動きができず慣れるのに時間がかかりました。登山で行くような登山道も無く道がないところを重たい機械と燃料を背負っていくのはとても大変でした。それから体を動かす仕事だけだと思っていましたが、現場管理(現場代理人)の仕事もあり、お客さんや協力会社さんとの事務的なやり取りも多く、工事現場の現場監督のような仕事もたくさんあり憶えるのに苦労しました。
林業と聞くと山奥の田舎に引きこもって仕事というイメージがありますが、実際は街とのつながりがとても大きいです。特に神奈川県は都会に近いのでよりその傾向が強いと思います。私は都会的な要素も生活には大切だと思っていますので、神奈川県はバランスがいいと思います。また雪がそれほど積もるエリアでは無いので冬も仕事がしやすいと思います。
神奈川県には森林塾の制度があったので知らない業界に飛び込むきっかけになったのも良かったです。興味があるなら一度調べてみるのがいいと思います。外で働くことは天気に左右されるので思ったよりも安定しない仕事です。其の上いつも怪我の危険も付きまとう所謂3K仕事です。相当な意思が無いとなかなか続かない業界だと思います。まずは森林塾やボランティアなどで山の仕事を体験するのがいいと思います。
このページの所管所属は環境農政局 総務室です。