更新日:2024年4月4日
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淡水魚類図鑑
エビ目ザリガニ科
分布 | 昭和5年、神奈川県境川支流の柏尾川流域に北米ルイジアナ州ミシシッピー川から食用ガエル(ウシガエル)のエサとして輸入されました。 このうち、数十匹が逃げ出して、北海道を除く国内全域に広がったと言われています。 |
形態 | 体長は8cmから12cm。大きなものは20cm近くになる。赤褐色の色をしており、大きなはさみが特徴。雄の方が大きくなります。 |
生態 | 県内河川、池、水田など、流れの少ない泥底のところに広く分布しています。 石などの障害物の陰や岸辺にいますが、水田の畦に穴を開けて水を抜いたり、植えたばかりの稲をはさみで切ることがあり、農家の人に嫌われています。 巨大なはさみで、魚や水生昆虫、植物など何でも食べます。 雌は卵を抱いてふ化するまで保護します。 |
備考 |
県内各地のビオトープや公園の池などに大量に増殖し問題となっています。現在、有効な駆除方法として、アナゴかごによる採集があり、ミナミメダカの保護区などで活用されています。 寄生虫(肺吸虫)の中間宿主となる場合が多く、生食は危険です。 |
関連リンク
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