更新日:2024年4月4日
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淡水魚類図鑑
レッドリスト | 県カテゴリ:絶滅危惧2類 (絶滅の危険が増大している種) |
コイ目コイ科
分布 | 東京湾、富山湾以北 |
形態 | 外観はウグイによく似ているが、ウグイよりも大きくなり体長50cmに達する。 雄の婚姻色(赤い縦条)は1本でウグイ(3本)と異なる。また側線鱗数がウグイよりも10枚ほど多い |
生態 | 大河川の中下流域に生息し、雑食性です。繁殖期は春で、群れで流れが強い瀬に産卵し稚魚は海へ降ります。 本種は多摩川ではかつて普通に見られましたが、水質汚染の進行で1970年頃から1980年代には姿を消していました。しかし、水質が改善した1990年代後半から再び姿が見られるようになり、現在ではポピュラーな魚になっています。 |
備考 | 川崎河川漁業協同組合では、多摩川にマルタを復活させようと増殖の努力をしています。 鶴見川や大岡川、侍従川からも採集されていますが、相模湾流入河川ではまれです。 |
地方名 | マルタウグイ |
多摩川の浅瀬に生み付けられた卵
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