更新日:2026年5月22日
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神奈川県公安委員会

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神奈川県公安委員会委員長の外郎藤右衛門です。定例署長会議の開催にあたり、一言申し述べます。 神奈川県警警察官、職員の皆様方におかれましては、県民の平穏な暮らしを守るために、日夜職務に励んでいただいていること、並びに今日お集りの警察署長、幹部の皆様方、その責任者として陣頭指揮を執って頂いていること、公安委員会を代表して、深く敬意を表し、また感謝を申し上げます。
昨今、特殊詐欺や匿流型強盗など、犯罪が多様化、巧妙化しており、県警察は、事件・事故、自然災害、また相談業務など、非常に多くの事案に対し的確に対応しなければなりません。その中で、昨年は県民の信頼を大きく損なう事案が複数発生し、県警察は今大変厳しい状況にあります。皆様方におかれましては、緊張感を持って指揮をしていただき、県警察の組織力を最大限に発揮できるように、また県民に寄り添っていただいて、県民の信頼を回復すべくご尽力いただいているところであります。
そのような状況の中で、今期の重点諸施策については、この後、今村本部長以下、各部長より指示がありますので、私の方からは、職務執行の基本として意識してもらいたいことを3点お話させていただきます。
1点目は、警察の「権威」というものです。権威とはどういうものでしょうか。権威とは権力を行使して成り立つものではありません。権威とは県民の信頼の下に生まれ、維持されるものであります。倫理の象徴として、誠実に職務に取り組み、県民のために努力を重ねる組織、警察官でなければなりません。皆様方におかれましては、引き続きその模範となる行動をしていただき、部下に伝播をしていただきたいとも思います。
2点目は、使命感と責任感についてです。警察官は県民を守る、その使命感で職務に取り組んでいただいております。同時に、自らの発言や行動が社会的にどう影響するか、その責任の重さについてもよく考えていただきたいと思います。そしてこの使命感と責任感のバランスも大事であります。 昨年の不祥事案は、要因の一つとして、責任感の欠如が被害者を守れず、また行き過ぎた使命感が不適切な交通取り締まりに至りました。そしてこれらは、私が再三お願いしておりますが、コミュニケーションの大切さ、これが組織内で不足していたことも影響しています。
3点目は、このコミュニケーションです。コミュニケーションとは私が言うまでもありませんが、自らの考えや気持ち、価値観を、それを相互に言葉だけではなく顔の表情や身振り手振りで意思疎通し、理解し合うものです。現場の最高責任者である皆様方におかれましては、これまで以上に、若い職員に至るまで意思疎通の機会を増やしていただき、個々の人材の活性化と組織力の強化をお願いいたします。そして、コミュニケーションは組織内にとどまらず、自らが一般県民との接点を増やしていただき、県民目線で警察活動をする重要性を部下に示してください。そして、県民と警察が一体となってオール神奈川で地域の安全安心の向上を図っていただきたいと思います。
現場の警察官は、本当によく皆さん頑張っていただいております。しかし、残念ながらまだ県民の信頼を回復するには時間がかかります。皆様方におかれましては、部下のモチベーションの向上を図りながら、引き続き的確な指揮をお願いいたします。私ども公安委員会といたしましても、県民目線で提言を行い、警察機能が十分に発揮できるように、最善を尽くしていく所存です。 結びにあたり、神奈川県警察の益々の発展と、地域社会の安全安心の向上、そして皆様方の御健勝をそれぞれ祈念申し上げて、私の訓辞といたします。 |
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