神奈川県版脱炭素モデル地域の取組の一環として、三浦半島地域で脱炭素観光キャンペーンを実施します

県は、今年度、地域の脱炭素化を図るため、「神奈川県版脱炭素モデル地域^注記1」（以下「モデル地域」という。）を「三浦半島地域圏」に設定し、取組の調査・検討を行っています。このたび、京浜急行電鉄株式会社が、モデル地域の取組の一環として三浦半島地域で脱炭素観光キャンペーンを実施しますので、お知らせします。このキャンペーンは、観光客への公共交通機関の利用促進と脱炭素の普及啓発を図るとともに、地域の活性化を目指すもので、地域の脱炭素化と課題解決を同時に目指す取組であり、県としても、連携して取組を進めていきます。

キャンペーンの概要

（1）目的

観光型MaaS^注記2「三浦COCOON^注記3」を活用した地域全体での脱炭素事業として、「温室効果ガス排出削減量の可視化機能^注記4」の実装により来訪者の行動変容を喚起することで、公共交通利用促進による三浦半島地域の温室効果ガス排出量の削減と交通渋滞低減を図ります。

 

（2）期間

2022年12月2日（金曜日）～12月30日（金曜日）　

「温室効果ガス排出削減量の可視化機能」イメージ　出典：京浜急行電鉄株式会社ニュースリリースより

（3）内容

キャンペーン名称：「デジタルきっぷで行く　おトク×サステナブルツーリズムキャンペーン」

キャッチコピー：「CO₂を減らそう。思い出を増やそう。」

〇　期間中に対象となるおトクなきっぷ（デジタルきっぷ）を利用した方が、公共交通機関の利用により削減したCO₂の数値を回答すると、抽選で三浦半島の食材詰め合わせセットなどが当たります。

〇　2022年12月2日（金曜日）～12月30日（金曜日）の期間、COCOONファミリー^注記3による脱炭素の取組などを紹介する車内広告でトレインジャックした列車「三浦COCOON号」を運行します。本列車の運行で発生するキャンペーン期間中のCO₂は、日本自然エネルギー株式会社が発行するグリーン電力証書を活用することにより、実質ゼロとなります。

 

（4）関連リンク

• 観光型MaaS「三浦COCOON」

https://miuracocoon.com/（別ウィンドウで開きます）

 

• 京浜急行電鉄株式会社ニュースリリース

https://www.keikyu.co.jp/company/news/2022/20221130HP_22110AK.html（別ウィンドウで開きます）

 

注記1　神奈川県版脱炭素モデル地域

本県が三浦半島地域圏（横須賀市、鎌倉市、逗子市、三浦市、葉山町）に独自で設定し、県有施設への再エネ導入などを重点的に取り組むほか、域内の市町村、企業など様々なステークホルダーと連携して、脱炭素化に向けた施策に取り組む地域のこと。

 

注記2　MaaS

「Mobility　as　a　Service」の略で、従来の交通手段・サービスに、自動運転やAIなど様々なテクノロジーを掛け合わせた、次世代の交通サービスのこと。

 

注記3　三浦COCOON、COCOONファミリー

京浜急行電鉄株式会社が中心となり、三浦半島エリアの観光事業者や、自治体、サポート企業等がゆるやかに連携した地域活性化コミュニティ「COCOONファミリー」を結成し、ウェブサイト上で様々な「すごしかた」提案を行い、域内での体験アクティビティの検索から予約・決済、最適な移動手段の提供など、ワンストップで便利な観光体験を提供するもの。

 

注記4　温室効果ガス排出削減量の可視化機能

三浦COCOONのウェブサイト内経路検索機能において、経路検索結果に公共交通利用時のCO₂排出削減量が表示される仕組み。サービス提供開始時期は、2022年12月1日（木曜日）を予定。

 

《SDGsの推進について》

県では、SDGsの達成にもつながる取組として、地球温暖化防止の取組を一層推進するため、再エネ導入やDX活用を通じ、脱炭素社会実現に向けた取組を推進しています。

 

 

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