更新日:2024年10月19日

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陸域生態系(物質収支)への影響と適応策

神奈川県における物質収支に対する気候変動の影響と適応策

気候変動の影響

 気候変動により、年平均気温の上昇や無降水期間が長期化することで、地温の上昇、森林土壌の含水量低下や表層土壌の乾燥化が進行し、土壌と大気間の物質収支が変化したり、降水による細粒土砂の流出や河川等の濁度回復時間の長期化のほか、雨水が短時間で流下したり、土壌中の炭素量の変化などが生じる可能性があります。

影響に対処するための県による施策(適応策)

 間伐等の森林整備や、植生保護柵設置等の土壌保全対策を実施します。

 

【参考】日本全国における気候変動による影響(概要)

出典:気候変動影響評価報告書(別ウィンドウで開きます)(2020年12月、環境省)

現在の状況

  • 森林土壌からの二酸化炭素(CO2)と一酸化二窒素(N2O)の放出、メタン(CH4)の吸収の増加

将来予測される影響

  • 年平均気温の上昇や無降水期間の長期化により、森林土壌の含水量低下・表層土壌の乾燥化が進行し、細粒土砂の流出と濁度回復の長期化、最終的に降雨流出応答の短期化をもたらす可能性がある

 

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