ホーム > 電子県庁・県政運営・県勢 > 県土・まちづくり > 道路・交通 > 国道138号(箱根町)に新たな洞門が完成しました
更新日:2024年6月27日
ここから本文です。
足柄下郡箱根町仙石原地内(春山下バス停付近)
国道138号は、山梨県富士吉田市から小田原市を連絡し、地域の生活や経済活動を支える重要な道路です。
県では、令和元年東日本台風(台風第19号)により被災した国道138号の箱根町仙石原において、災害復旧工事として洞門の整備を進めてきました。
このたび工事が完了し、名称を「仙宮洞門」として令和5年3月28日(火曜日)に開通しました。
この洞門の完成により、更なる安全が図られ円滑な交通の確保が期待されます。
洞門全景(ドローンにて撮影)(令和5年3月)
箇所:足柄下郡箱根町仙石原地内
事業期間:令和元年10月~令和5年3月
延長:60m
幅員:7.5m~9.0m
上部工:プレストレストコンクリート製
下部工:鉄筋コンクリート製
基礎工:場所打ち杭基礎(直径1.5~2.0m)、深礎基礎(直径4.0m)
施工状況(ドローンにて撮影)(令和4年7月)
洞門完成(ドローンにて撮影)(令和5年3月)
洞門の整備箇所は、箱根町の「仙石原」と「宮城野」の地区界付近にあり、両地区を結ぶ(繋ぐ)という意味を込めて、各地区の頭文字をとり、「仙宮(せんぐう)洞門」と命名しました。
令和5年3月27日(月曜日)に開通に先立ち仙宮洞門の銘板除幕式を行いました。
令和元年東日本台風(台風第19号)は、令和元年10月12日に伊豆半島に上陸し、本県では2日前の10日から県西部の山地において1時間に60mmを超える非常に激しい降雨となり、箱根町では総降水量が1,001mmという記録的な降雨を観測しました。
小田原土木センターの管理施設では、箱根町を中心に土砂崩落や砂防堰堤の破損など、全体で60箇所以上の災害が発生しました。
国道138号(箱根町仙石原)に接する自然斜面において、推定土量約3万m3の土砂が崩落し、道路が寸断される災害が発生しました。
被災直後の状況(御殿場側から撮影)(令和元年10月13日)
斜面崩落状況(ドローンにて撮影)(令和元年10月15日)
令和元年東日本台風(台風第19号)による災害が発生後、直ちに仮設橋りょう(延長86m)の工事に着手し、約2ヶ月半(令和元年12月27日)で完成させ、交通機能を確保しました。
仮設橋りょう位置図
施工状況(御殿場側から撮影)(令和元年12月10日)
仮設橋りょう完成(小田原側から撮影)(令和元年12月27日)
道路維持課維持防災班
このページの所管所属は 県西土木事務所小田原土木センターです。