ホーム > 神奈川県記者発表資料 > 高齢者施設で「未病指標」を活用したロボットによる未病改善プログラムの研究が始まります
初期公開日:2022年10月4日更新日:2022年10月4日
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県では、個人の未病の状態を数値で確認できる「未病指標」を、県が提供するスマートフォン用アプリ「マイME-BYOカルテ」に実装し、自分が未病のグラデーションのどこにいるのかを「見える化」し、未病改善につなげる取組を行っています。
このたび、県も協力し、神奈川県立保健福祉大学と慶應義塾大学、CYBERDYNE株式会社、湘南ロボケアセンター株式会社が、神奈川県みらい未病コホート研究(注記1)の一環として行う、自立支援ロボット「装着型サイボーグHAL(R)」(ME-BYO BRAND(注記2))を活用した介護予防プログラムの研究で、未病指標も含めた介護度改善効果等の検証を開始しますので、お知らせいたします。
(1)研究実施者
神奈川県立保健福祉大学
慶應義塾大学スポーツ医学研究センター(神奈川県横浜市、勝川史憲所長)
CYBERDYNE株式会社、湘南ロボケアセンター株式会社(神奈川県藤沢市、安永好宏代表取締役社長)
(神奈川県は未病指標の活用に関して協力)
(2)対象者
社会福祉法人聖隷福祉事業団が運営する住宅型有料老人ホーム「藤沢エデンの園一番館」の入居者で65歳以上・要介護2までのグループ運動に自主的に参加できる方(最大20名、研究への参加に同意いただけた方のみ)
(3)研究方法
(ア)参加者に対して事前のアンケートへの回答、血圧・身長測定、体組成測定、バランス機能・歩行機能評価、未病指標の測定等の実施
(イ)「HAL(R)腰タイプ」を着用してのトレーニングの実施(1グループ5名の4グループに分け、安全管理を徹底)
(ウ)トレーニング後に(ア)と同内容の測定を再度実施し、未病指標などの数値の変化を確認
別紙 県立保健福祉大学及び湘南ロボケアセンター株式会社による共同リリース資料(PDF:626KB)
注記1 神奈川県みらい未病コホート研究
県立がんセンター臨床研究所と県立保健福祉大学大学院ヘルスイノベーション研究科が神奈川県の協力のもと、運営しているゲノムコホート研究。県民のゲノム情報や生活習慣の情報について同意を得たうえで収集、ビッグデータ化することで疾患リスクを明らかにし、未病対策に役立てることが目的。未病の状態を“見える化”する「未病指標」の精緻化事業も連携して進めています。
注記2 ME-BYO BRAND
優れた未病産業関連の商品・サービスを、「ME-BYO BRAND」として県が認定することにより、県民の未病改善の取組を促進するとともに、未病産業の魅力を広め、産業化の牽引を図る制度です。(平成27年5月からスタート)
《SDGsの推進について》
県では、SDGsの達成にもつながる取組として、県民の未病を「見える化」し、未病改善につなげる「未病指標」の取組を進めています。
問合せ先
神奈川県政策局いのち・未来戦略本部室
未病産業担当課長 釆女 電話 045-285-0156
未病産業グループ 浅井 電話 045-210-2715
このページの所管所属は政策局 いのち・未来戦略本部室です。