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初期公開日:2024年4月18日更新日:2024年6月11日

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情報技術科 カリキュラム・卒業制作

情報技術科のカリキュラムを紹介します

カリキュラム

情報技術科は3つの専門分野で、仕事に必要な実践技術を身につけます。

プログラミング

パソコンは命令を与えなければただの箱です。どのような機能が必要か考え、設計図を作ります。設計図からプログラムを作ります。プログラミングの基礎から学習して、様々なアプリケーションを開発する能力を身につけます。C言語から学習して、1年生の後期にC++言語とJava言語のコース選択になります。

データベース

SQLというデータベースを定義・操作する言語を使用したデータ操作や、データベースの設計・構築方法について学習します。これらの学習を通じ、リレーショナルデータベースを設計・構築する能力を身につけます。

ネットワーク

通信の取り決めをはじめとするネットワークの基本を学習した上で、実際にLinux系OSを使ってサーバー構築を経験します。講義と実習を通じて、サーバーやネットワークを設計・構築・運用する能力を身につけます。


特徴

基礎から学ぶ

初心者でも初めから丁寧に指導します。

パソコンはあまり使ったことがないので、授業についていけるか心配だと考えている人も多いと思います。本校の授業は実習中心で行いますが、パソコン初心者を対象に授業を行うので、学ぶ意欲があれば心配する必要はありません。ひとつひとつ基礎から学んでいきましょう。

最先端の設備で学ぶ

Windowsパソコンを一人一台使って実習を行います。

プログラミング実習では、開発ツールを使って学習します。仮想化環境を利用することにより、1台のパソコンでWindowsやLinuxなど複数のオペレーティングシステム(OS)を動作させる授業もあります。

必要な能力がつく

1年次~2年次前期で、開発に必要な知識とプログラミング能力が修得できます。

システム開発は、分析→要件定義→基本設計→詳細設計→プログラム作成→テスト→運用・保守という手順で行います。授業では、その手順の一つ一つを、講義と実習で勉強します。この学習内容が2年生後期から始まる「卒業制作・研究」に活かされます。

未来を伝える

IT業界を学んで、内定を勝ち取ろう!

1年生の3月から就職活動が始まります。就職活動も勉強です。自己分析、企業研究をしっかり行うことが大切です。希望企業にどうやったら合格できるのかを考えるのではなく、「この企業に入って、こんなプログラムやシステムを作るぞ」という未来像を伝えられるようになりましょう。


シラバス

令和6年度 情報技術科シラバス(1年生)(PDF:946KB)

令和6年度 情報技術科シラバス(2年生)(PDF:719KB)


取得を目指す資格

情報技術科では、次の資格の取得を目指します。

情報処理技術者試験

基本情報技術者試験、

ITパスポート試験

情報処理技術者試験は、経済産業省認定の国家試験です。IT業界では認知度が高い試験であり、システムエンジニア、プログラマー等の職種で就職を目指す学生にとって有効な資格の一つです。情報処理技術者試験の中で、本校の学生が主にターゲットにしているのが、「基本情報技術者試験」と「ITパスポート試験」です。

卒業制作・研究

譜面作成アプリケーション譜面作成アプリケーションの開発

中学・高校の部員数が少ない吹奏楽部では、不足している楽器の演奏をほかの楽器で代用することがありますが、元の楽器と代用する楽器の調性が異なる場合は、元の譜面の調性を変換する必要があります。本アプリケーションは、入力した譜面を指定した調に、または指定した音程分変換することができます。簡単な操作で譜面の作成や再生が行えます。

手書きの計算式を自動で計算するアプリ手書きの計算式(四則演算)を自動で計算するアプリの作成

コンピュータに手書きの文字の画像を学習させ、文字を判定できます。この仕組みを使って数字と演算子を学習させ、手書きの計算式を自動で計算するアプリケーションです。

学習させる文字は0~9の数字10種類と、四則演算記号4つを合わせた計14種類です。そのためアプリケーションで行える計算は、整数の四則演算のみとなります。

Bluetoothを使用した鉄道模型パワーパックBluetoothを使用した鉄道模型パワーパックとそのアプリの開発

自作したパソコン用の専用アプリを使って、鉄道模型の無線遠隔操作が行えます。アプリは、Bluetooth経由でマイコンに指示し、マイコンに組込んだプログラムが列車とポイントを制御します。また、要所に物体検出センサーを配置し、列車が安全に運行できるような仕組みも設けています。