初期公開日:2022年3月25日更新日:2024年6月10日
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食における「未病の改善」として、薬膳野菜の研究に取り組みました。
県では、「未病の改善」をキーワードに地域の活性化に取り組んでおり、薬用植物等利活用促進の一環として、薬膳料理に利用可能な農産物の検索と栽培試験に取り組みました。ここでは、特に目新しいものとして、ヤブカンゾウと児菜(アーサイ)を紹介します。
ススキノキ科の植物で、新芽や蕾を食します。蕾は茹でたり、炒めるなど必ず加熱調理します。結実しないため、購入苗を4~5月に植付けます。6~7月頃、ユリに似たオレンジ色の八重の花が咲きますが、開花する前の蕾(約4cm)を収穫します。冬期に地上部は枯れますが、地下茎が伸びて、3月頃から新芽が出てきます。
写真:ヤブカンゾウ(上:蕾(白いバー:4cm)、下:花)
カラシナの仲間で、子持ちタカナとも呼ばれます。食味は、搾菜(ザーサイ)に似ていますが、クセがなく、炒め物やスープ、浅漬けが美味しいです。9月上旬~10月上旬に直播、またはセル成型苗を定植すると、1月下旬~3月下旬に収穫できます。1株に10~20個くらいの脇芽が着くので、5cmより大きくなってから順次、収穫します。早まき、遅まきでトウ立ちするので、ご注意ください。
写真:児菜(アーサイ)(上:全体、下:脇芽(白いバー:5cm))
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