1調査の目的
この調査は、県民の健康状態、食生活の実態を把握し、その現状と問題点を明らかにし、今後の健康づくり、生活習慣病対策を推進するとともに、県民健康づくり運動である「かながわ健康プラン21」の中間評価と後半期間の適正な推進活動を進めるための基礎資料を得るため実施した。
2調査の対象
神奈川県内に居住する世帯及び世帯員を調査対象とした。
具体的には、平成15年国民健康・栄養調査対象地区、平成15年国民生活基礎調査から無作為抽出した地区、平成12年国勢調査地区から無作為抽出した地区の世帯及び世帯員とした。
県内53地区、1,080世帯、約3,000人を対象に調査を実施、2,106名の回答を得た。
3調査内容
(1)身体状況調査
- 身長、体重 満1歳以上全員
- 腹囲 満15歳以上全員
- 血圧測定 満15歳以上全員
- 血液検査 満20歳以上全員
- 1日の運動量 (歩行数)満15歳以上全員
- 問診 満20歳以上全員(薬服用状況、運動)
(2)栄養摂取状況調査 満1歳以上全員
- 世帯状況
- 食事状況(1日)
- 食物摂取状況調査(1日)
(3)生活習慣調査
満15歳以上の人が対象。生活習慣や飲酒、喫煙の状況についてアンケート方式で実施
(4)生活習慣実態調査
満15歳以上の人が対象。生活習慣や健康意識等の状況についてアンケート方式で実施
(5)アレルギー性疾患調査
0歳児も含む全ての人が対象。アレルギー性疾患の罹患、受診状況、行政の対応に望むことの項目についてアンケート方式で実施
4調査時期及び調査日数
平成15年11月
5調査の方法
調査方法は国民健康・栄養調査に準拠して実施した。
(1)身体状況調査:
調査会場を設けて対象者の身体計測、問診、採血等を行った。
歩行数については、栄養摂取状況調査日と同じ日に歩数計により計測した。血液検査は、分析を業者に委託。
(2)栄養摂取状況調査:
事前に説明の上、調査票を配布し、対象世帯において記載してもらい回収した。
(3)生活習慣調査:
事前に説明の上、調査票を配布し、対象者に記載してもらい回収した。
(4)生活習慣実態調査:
事前に説明の上、調査票を配布し、対象者に記載してもらい回収した。
(5)アレルギー性疾患調査:
事前に説明の上、調査票を配布し、対象者に記載してもらい回収した。
6調査の機関と組織
調査事業の総合企画は地域保健課が、調査の企画、解析は公衆衛生の専門家からなる「かながわ健康プラン21目標評価部会」が行った。実際の調査は、調査地区を管轄する保健所(保健福祉事務所)において、保健所長を班長とする県民健康・栄養調査班を編成し、医師、栄養士、保健師、臨床(衛生)検査技師及び事務担当者等の調査従事者が調査の実施にあたった。
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