ホーム > 神奈川県記者発表資料 > 旅館業法に基づく処分(営業一部停止命令)について
初期公開日:2024年3月29日更新日:2024年3月29日
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3月12日(火曜日)、医療機関から鎌倉保健福祉事務所にレジオネラ症の感染の発生届出があり、患者が3月1日(金曜日)に厚木市内の旅館の入浴設備を利用していたことがわかりました。
当該旅館を所管する厚木保健福祉事務所で調査した結果、本日、当該旅館が原因施設と判断されたことから、営業一部停止(入浴設備の使用停止)を命じました。
1 処分対象者
(1)営業者氏名
有限会社福元館 代表取締役 古根村 春代(こねむら はるよ)
(2)営業者住所
厚木市七沢2758
(3)施設の名称
有限会社福元館
(4)施設所在地
厚木市七沢2758
(5)営業の種別
旅館・ホテル営業
2 処分内容
(1)処分根拠
旅館業法第8条の規定に基づく営業一部停止命令(入浴設備の使用停止)
(2)営業停止期間
令和6年3月29日(金曜日)から管理体制の見直し及び浴槽水でのレジオネラ属菌の不検出を厚木保健福祉事務所長が確認する日まで
(3)違反内容
旅館業法第4条第1項に違反
(4)処分理由
浴槽水から基準を上回るレジオネラ属菌が検出され、患者の喀痰から検出された同菌と遺伝子パターンが一致したことから、当該施設を原因施設と判断したため
3 患者の発生状況等
(1)患者数
1名(男性、60歳代)
(注記)レジオネラ症の治療は終了し、回復
(2)発症日
3月10日(日曜日)
(3)主な症状
発熱、肺炎
4 検査結果(検査機関:神奈川県衛生研究所)
(1)浴槽水の検査
3月14日(木曜日)に当該施設から採水した浴槽水の1検体から基準(10cfu/100mL未満)を上回るレジオネラ属菌を検出
レジオネラ属菌検査結果 大浴場200cfu/100mL (注記)CFU:Colony Forming Unit
(2)患者検体の検査
患者から喀痰が採取され、その喀痰からレジオネラ属菌を検出
(3)遺伝子解析
当該施設の浴槽水由来の菌と患者喀痰由来の菌について、PFGE(パルスフィールドゲル電気泳動)法で検査し、遺伝子パターンの一致を確認
5 施設に対する指導内容
厚木保健福祉事務所では、営業者に対して施設の清掃・消毒及び適切な水質の維持管理並びに管理体制の見直し及び従業員教育の徹底等を指示し、再発防止に向けた対策を講じるよう指導を行っています。
6 施設を利用した皆様へ
レジオネラ症の発症には潜伏期間(2から10日程度)がありますので、当該施設を利用した方で、発熱、呼吸困難等の呼吸器症状のある方は、早めに医療機関を受診してください。
問合せ先
【処分・衛生指導に関すること】
神奈川県厚木保健福祉事務所
環境衛生課長 大橋 電話046-224-1111 内線3251
神奈川県健康医療局生活衛生部生活衛生課
課長 大島 電話045-210-4930
環境衛生グループ 石岡 電話045-210-5811
【レジオネラ症に関すること】
神奈川県厚木保健福祉事務所
保健予防課長 原 電話046-224-1111 内線3225
神奈川県健康医療局医療危機対策本部室
感染症対策連携担当課長 多田 電話045-285-0848
感染症対策連携グループ 横山 電話045-285-0776
このページの所管所属は健康医療局 生活衛生部生活衛生課です。