ホーム > 神奈川県記者発表資料 > 食中毒の発生について
更新日:2025年3月17日
ここから本文です。
箱根町内の宿泊施設で提供された食事を原因とする食中毒が発生し、小田原保健福祉事務所は令和7年3月3日(月曜日)に営業者に対し、営業禁止処分を行いましたのでお知らせします。
1 概要
令和7年2月25日(火曜日)、箱根町内の宿泊施設を利用した人から「2月21日(金曜日)から23日(日曜日)にかけて宿泊し、22日(土曜日)の夜から複数名が嘔吐、下痢等の症状を呈した。」旨の連絡が小田原保健福祉事務所にありました。
当保健福祉事務所が調査を行った結果、次の理由から、本日、この宿泊施設が提供した食事を原因とする食中毒と決定しました。
2 摂食者数
31名(男性:13名 女性:18名)(調査中)
(21日宿泊:11名 22日宿泊:17名 21日22日連泊:3名)
3 患者数
12名(男性:6名 女性:6名)(調査中)
(21日宿泊:4名 22日宿泊:5名 21日22日連泊:3名)
4 入院者数
0名
5 初発日時
令和7年2月22日(土曜日)20時30分頃(調査中)
6 主な症状
嘔吐、下痢等
7 原因施設
名 称 健康医療局生活衛生部生活衛生課の内規に基づき削除しました。
営業者 健康医療局生活衛生部生活衛生課の内規に基づき削除しました。
業 種 健康医療局生活衛生部生活衛生課の内規に基づき削除しました。
所在地 神奈川県足柄下郡箱根町(健康医療局生活衛生部生活衛生課の内規に基づき削除しました。)
8 原因食品
調査中
2月21日(金曜日)夕食から23日(日曜日)朝食で提供された主なメニュー
(夕食)
先付(ズワイ蟹身)、口代わり(海老梅煮、アワビ大船煮等)、お造り(本マグロ、かんぱち、紋甲イカ等)すき焼き、ぶり大根粕煮、茶碗蒸し、ごはん等
(朝食)
かまぼこ、さつまあげ、大根サラダ、しらす豆腐、ホウレン草お浸し、玉子焼き、あじ干物、ヨーグルト、ごはん、味噌汁等
9 病因物質
ノロウイルス
10 措置
原因施設に対して、3月3日(月曜日)から営業禁止
3月5日(水曜日)営業禁止解除
本件については、健康医療局生活衛生部生活衛生課の内規に基づき、修正している箇所がありますので、記者発表時の内容をお知りになりたい方は、問合せ先までご連絡ください。
|
件 数 |
患 者 数 |
死 者 数 |
令和7年1月1日から3月3日 12時 |
17件 |
131名 |
0名 |
令和6年同期 |
18件 |
252名 |
0名 |
令和6年(1月から12月) |
84件 |
951名 |
0名 |
ノロウイルスは、急性胃腸炎を起こすウイルスで、感染すると下痢や嘔吐、発熱などの症状を呈し、2~3日で回復しますが、抵抗力の弱い乳幼児や高齢者では重篤な症状になることがあります。
また、非常に感染力が強く、ごく少量のウイルスで発病します。感染者の便や嘔吐物には多量のノロウイルスが含まれ、二次汚染(汚れた手などを介して食品を汚染すること)なども食中毒発生の原因となります。
ノロウイルス電子顕微鏡写真
(神奈川県衛生研究所撮影)
1 外出先から帰宅した後、トイレの後、調理の前、食事の前には石けんを使ってよく手を洗いましょう。
2 まな板など調理器具は、十分に洗浄し、熱湯や塩素系漂白剤で消毒をしましょう。
3 嘔吐物、排泄物などを処理する場合は、直接触れないようにしましょう。もし、触れた場合には、石けんを使ってよく手を洗いましょう。
4 カキなどの二枚貝が感染源になることがあるので、二枚貝の取扱いには十分注意し、中心部まで加熱調理(85℃~90℃で90秒以上)して食べましょう。
(問合せ先)
神奈川県小田原保健福祉事務所
食品衛生課長 羽太 電話 0465-32-8000 内線3281
神奈川県健康医療局生活衛生部生活衛生課
課長代理(食品衛生担当) 石川 電話 045-210-4932
食品監視グループ 北條 電話 045-285-0741
このページの所管所属は健康医療局 生活衛生部生活衛生課です。