ホーム > 神奈川県記者発表資料 > 「ノロウイルス食中毒警戒情報」の発令について
更新日:2022年11月7日
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ノロウイルスを原因とする食中毒は、毎年、秋から冬にかけて多く発生しています。
ノロウイルスによる食中毒の発生は、「感染性胃腸炎」の多発時期と深い関連性があり、「感染性胃腸炎」の患者の増加傾向が認められると、その後にノロウイルス食中毒の発生の増加傾向が認められています。
今年も感染症発生動向調査における「感染性胃腸炎」の患者数が、前週の値に比べ3週間連続して増加したことから、「ノロウイルス食中毒警戒情報」を発令し、消費者や食品等事業者に対して食中毒予防の注意喚起を行うこととしました。
令和4年11月7日(月曜日)から令和5年3月31日(金曜日)まで
ノロウイルスによる食中毒の発生を防止するため、飲食店営業、集団給食施設、そうざい製造業、魚介類販売業等の食品等事業者に対し、HACCPに沿った衛生管理の徹底に加え、次の事項について監視指導等を強化します。
(1)調理従事者の手洗いの励行及び健康管理の徹底
(2)原材料及び調理済食品の二次汚染防止の徹底
(3)調理工程における衛生管理の徹底
(4)集団給食施設、弁当屋、仕出し屋、旅館等における「検食(検査用サンプル)」の保存の徹底
(5)カキなどの二枚貝の提供にあたっては、生食を控え、十分な加熱調理の徹底
(6)持ち帰り(テイクアウト)や宅配食品に関する衛生管理の徹底
食品に「ノロウイルス」が付着しても肉眼では分からない上、においや味、色などは変わらないので、食品の取扱いにあたっては、次のことに注意して、予防対策を万全にしましょう。
ノロウイルスは、冬期を中心に急性胃腸炎を起こすウイルスです。
感染すると下痢や嘔吐、発熱などの症状を呈し、通常2~3日で回復しますが、抵抗力の弱い乳幼児や高齢者では重篤な症状になることがあります。
また、非常に感染力が強く、ごく少量のウイルスで発病します。
感染者の便や嘔吐物には多量のノロウイルスが含まれ、二次汚染(汚れた手などを介して食品を汚染すること)なども食中毒発生の原因となります。
ノロウイルス食中毒 |
食中毒 |
ノロウイルス食中毒の占める割合(%) |
|
平成30年 |
15 |
97 |
15.5 |
令和元年 |
10 |
73 |
13.7 |
令和2年 |
4 |
59 |
6.8 |
令和3年 |
2 |
51 |
3.9 |
令和4年 |
1 |
53 |
1.9 |
(注記) 令和4年11月7日12時現在
問合せ先
神奈川県健康医療局生活衛生部生活衛生課
課長 土肥 045-210-4930
食品衛生グループ 植村 045-210-4940
このページの所管所属は健康医療局 生活衛生部生活衛生課です。