ホーム > 神奈川県記者発表資料 > 毒キノコによる食中毒の発生に伴う注意喚起について
更新日:2023年11月7日
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11月4日(土曜日)、秦野市消防本部から、「キノコを喫食して体調不良を呈した患者を救急搬送した。」旨の連絡が平塚保健福祉事務所秦野センターにありました。
当センターで調査を行ったところ、患者の知人が秦野市内の山林で採取したキノコを、患者が自宅で調理して喫食していたことが判明しました。
患者が食べたキノコの残品を調べたところ、有毒であるツキヨタケと確認されたこと、症状がツキヨタケの中毒症状と一致していること、患者を診察した医師から食中毒の届出があったことから、本日11月7日(火曜日)、ツキヨタケを原因とする食中毒と決定しました。
本事例は、家庭での調理に伴う食中毒ですが、当センター管内で今年2件目のキノコ食中毒が発生したため、再度広く注意喚起を行うために公表するものです。
1 摂食者数
2名(女性:2名)
2 患者数
2名(女性:2名)
3 入院者数
2名(女性:2名)(注記1)すでに退院しています。
4 初発日時
令和5年11月4日(土曜日) 22時頃
5 主な症状
嘔吐、下痢等
6 原因施設
家庭
7 原因食品
焼きキノコ(ツキヨタケ)
(注記2)自宅で調理したもの
8 病因物質
植物性自然毒
|
件 数 |
患 者 数 |
死 者 数 |
令和5年1月1日から11月7日14時 |
61件 |
218名 |
0名 |
令和4年同期 |
56件 |
396名 |
0名 |
令和4年(1月から12月) |
68件 |
526名 |
0名 |
・夏から秋に多く、ブナ、イタヤカエデなどに重なり合って発生します。
・傘は大型で10cmから20cm程度。初め黄褐色で、成熟すると紫褐色から暗紫褐色。
・食後30分から1時間程で嘔吐、下痢、腹痛などの消化器系の中毒症状が現れる。幻覚痙攣を伴う場合もあるが、翌日から10日程度で回復する。
・間違えやすい食用キノコは、ヒラタケ、ムキタケ、シイタケなど。
間違えやすい食用キノコ | |||
ツキヨタケ | ヒラタケ | ムキタケ | シイタケ |
厚生労働省ホームページ「自然毒のリスクプロファイル」より引用https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000142114.html
毒キノコによる食中毒防止のために、次のことに十分注意してください。
(問合せ先)
神奈川県平塚保健福祉事務所秦野センター
食品衛生課長 相原 電話 0463-82-1428 内線260
神奈川県健康医療局生活衛生部生活衛生課
課長 大島 電話 045-210-4930
食品衛生グループ 阿久津 電話 045-210-4940
このページの所管所属は健康医療局 生活衛生部生活衛生課です。