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更新日:2022年6月8日

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食中毒の発生について

2022年05月25日
記者発表資料
(県政・大和・厚木記者クラブ同時発表)

 5月20日(金曜日)、座間市教育委員会から、「同じ給食弁当を食べた複数の中学校の生徒と職員が腹痛、下痢等の症状を呈している。」旨の連絡が厚木保健福祉事務所にありました。
 当該給食弁当を調理している飲食店を所管する厚木保健福祉事務所大和センターで調査を行ったところ、食中毒様症状を呈している人の共通の食事がこの飲食店が提供した給食弁当だけであること、症状が共通していること、患者を診察した医師から食中毒の届出があったことから、本日、この飲食店が提供した給食弁当を原因とする食中毒と決定しました。

1 摂食者数

264名(男性:148名、女性:116名)(調査中)

2 患者数

59名(男性:32名、女性:27名)(調査中)

3 入院者数

0名

4 主な症状

腹痛、下痢など

5 原因施設

名 称 健康医療局生活衛生部生活衛生課の内規に基づき削除しました。
営業者 健康医療局生活衛生部生活衛生課の内規に基づき削除しました。
業 種 健康医療局生活衛生部生活衛生課の内規に基づき削除しました。
所在地 大和市(所在地詳細は、健康医療局生活衛生部生活衛生課の内規に基づき削除しました。)

6 原因食品

調査中
5月19日(木曜日)に提供されたメニュー
チキンのプロバンス風、じゃが芋とツナのカレー炒め、パスタサラダ、マンゴーゼリー

7 病因物質

ウエルシュ菌

8 措置

原因施設に対して、5月25日(水曜日)から営業禁止
(なお、同施設は、5月21日(土曜日)から営業を自粛しています。)

5月27日(金曜日)営業禁止解除

本件については、健康医療局生活衛生部生活衛生課の内規に基づき、修正している箇所がありますので、記者発表時の内容をお知りになりたい方は、問合せ先までご連絡ください。


県民の皆さんへ

ウエルシュ菌による食中毒とは

 ウエルシュ菌は、動物の腸管、土壌、水中など自然界に広く生息する細菌です。
 酸素が少ない環境を好み、熱に強い芽胞を作ります。このため、食品を大釜などで大量に加熱調理すると、食品の中心部が無酸素状態となり、加熱により他の細菌が死滅してもウエルシュ菌の芽胞が生き残ることがあり、食品の温度が発育に適した温度まで下がると急速に増殖を始めます。
 ウエルシュ菌が大量に増えた食品を食べると、腸管内でウエルシュ菌が毒素を作り、この毒素が症状を引き起こします。
 食中毒の事例では、給食などで大量に加熱調理されたカレー、シチュー、スープ、野菜煮付けによるものがあります。

 潜伏時間:6~18時間
 主な症状:下痢、腹痛

ウエルシュ菌食中毒予防のポイント

1 前日調理、調理後の室温放置を避け、加熱調理したものはなるべく早く食べましょう。

2 大量に加熱調理した食品をやむを得ず保管するときは、小分けするなどして急速に冷却しましょう。

食中毒予防の3原則

原則1 つけない

  • 調理の前、生の魚や肉をさわった後は、手をよく洗いましょう。
  • 包丁やまな板は、肉用、魚用、野菜用などに分けて使いましょう。
  • 生の肉や魚を保存するときは、他の食品にふれたり、ドリップなどが他の食品を汚染しないよう、ラップなどに包んで保存しましょう。

原則2 増やさない

  • 傷みやすい食品は室温で放置せず、冷蔵庫または冷凍庫に保存しましょう。
  • 調理した食品は早めに食べましょう。

原則3 やっつける

  • 加熱調理をする食品は中心までよく火を通し、特に肉類は生で食べないようにしましょう。
  • ふきんやまな板などの調理器具はよく洗い、消毒しましょう。

神奈川県の食中毒発生状況(本日発表の1件を含む)

 

 

件 数

患 者 数

死 者 数

令和4年1月1日から5月25日 16時

15件

 75名

0名

令和3年同期

23件

 229名

0名

令和3年(1月から12月)

 51件

295名

0名

 

(問合せ先)

神奈川県厚木保健福祉事務所大和センター
食品衛生課長 石川 電話 046-261-2948 内線55
神奈川県健康医療局生活衛生部生活衛生課
課長 土肥 電話 045-210-4930
食品衛生グループ 植村 電話 045-210-4940

 

このページに関するお問い合わせ先

このページの所管所属は健康医療局 生活衛生部生活衛生課です。