更新日:2024年8月22日

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歴史博物館空調設備

営繕工事のあゆみ歴史博物館空調設備等改修工事に関するページ

県立歴史博物館では、全館の空調設備を更新しました。
改修工事前は収蔵庫系統の空調機が故障し、カビが発生するなど収蔵品の保存環境が悪化していたため、今回の工事ではフィルターユニットを設置すると共に、空調機を2基に分け、1台が故障しても機能が発揮できるように改良を行いました。また、狭い機械室内でもメンテナンススペースが確保できるようにしました。

改修工事実施上の注意点として、建物が重要文化財となっているため、建設当時の躯体に穴をあける等の行為は禁止でした。また収蔵品が置かれる部分の空調方式は文化庁との協議が必要など、制約の多い工事でした。実際に天井を撤去した段階で躯体の煉瓦の部分にクラックが見つかり、補修するために文化庁と協議を行いました。また収蔵庫の環境を把握できるようにモニターを学芸部室に設置し、改修前よりも使いやすい環境を整えました。

所在地 横浜市中区南仲通5-60
工事区分 空調設備等改修工事
構造・規模

石・煉瓦・鉄筋コンクリート造・地上3階、地下1階

建築面積 2,981平方メートル
延床面積 10,565平方メートル
工期 平成28年10月から平成30年3月
工事費総額

716,335千円

設計監理 有限会社建築設備設計纏企画
施工

空調:川本工業株式会社・株式会社康栄社・相模設備株式会社JV

建築:株式会社アオヤマ

 

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