湘南港江の島入口トイレ

 

多くの観光客が通行する江の島の入口に位置しているものの、規模が小さく、平日でも利用者が行列になることがあり、地元住民等からも改築を強く要望されていた既存の公衆トイレを、江の島で東京オリンピックのセーリング競技が開催されることを期に、面積を既存のトイレの約2.8倍とし、更にユニバーサルデザインにも配慮したことで、より多くの人が利用しやすいトイレに改築しました。

立地上、目の前が海であるため、十分な塩害対策を行う必要があり、躯体コンクリートの強度やかぶりは海水の影響に配慮したものとし、仕上げについては防水型複層塗材Eの上にフッ素樹脂塗料を施し、金物、建具にもステンレスにフッ素樹脂焼き付け塗装を行う等長寿命化を考慮し維持管理がしやすい建物としました。外観デザインは、江島神社へと続く街並みを意識した和風の意匠にするとともに、庇やトップライトの水平線を強調することで水際の視線に配慮したものにしました。

所在地	藤沢市江の島1-217
工事区分	改築工事
構造・規模	鉄筋コンクリート造・1階
建築面積	86.83平方メートル
延床面積	86.83平方メートル
工期	令和元年6月から令和2年6月
工事費総額	114,730千円
設計監理	有限会社内謄
施工	建築：堀本建設株式会社