小田原養護学校湯河原・真鶴方面分教室

 

この建物は、湯河原・真鶴方面から小田原にある小田原養護学校に長距離通学を行う児童・生徒の負担軽減のために湯河原町に建設された分校舎です。最長12年もの長い時間を過ごす生徒にとって、自らの「家」の様に親しみを感じられるよう計画しました。中庭形式の平面計画とし、外周部に配置した教室の内側に広い廊下やアルコーブ・中庭・屋上テラス等の共用空間を配置して、生徒が安全に、かつ安心して過ごせるようにしています。また、年ごとに変わる学級・学年の構成に柔軟に対応するため、教室・廊下間の間仕切壁に大型スライディングウォールを採用し、深い庇の下の縁側状の空間や中庭等、内部と外部の中間領域を多く設ける事により、豊かさの感じられる、内・外一体の空間を生み出しました。

所在地	足柄下郡湯河原町中央2ー21―3
工事区分	新築工事
構造・規模	鉄筋コンクリート造・2階
建築面積	1,167平方メートル
延床面積	2,048平方メートル
工期	令和元年10月から令和3年6月
工事費総額	1,031,051千円
設計監理	株式会社洋建築企画
施工	建築：久野建設・正建特定建設工事共同企業体 建築：株式会社コラム建設 衛生：株式会社勝栄工業 電気：佐藤電工株式会社 空調：神奈川山菱設備株式会社

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