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更新日:2024年8月22日
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保健福祉大学新築工事に関するページ
21世紀の本格的な高齢化社会を目前にして、多種多様化する地域の保健・福祉・医療ニーズに対応すべく、保健・福祉・医療の総合的な能力を有する人材を育成するため、複数の資格取得が可能な教育や専門分野間の枠を越えた教育を目指す4年制の大学を、PFI事業により整備したものです。
施設全体を覆う大屋根が外観の特徴です。ダイナミックな形態と合理的な機能を調和させてキャンパスの一体感を形成し、大屋根に覆われた「交流プラザ」はキャンパス内外の人々の集い、語らい、学び、また地域活動の拠点としても晴雨を問わず交流の場を提供するものです。大屋根には太陽光発電パネル、太陽集熱パネル、雨水集水、風力発電の各設備が配置され、昼光利用、自然通風、コージェネレーション排熱利用システム等とあいまって、ライフサイクル全般での環境負荷を低減すると共に、自然エネルギーを利用する等、省エネルギーに配慮した設計となっています。
また、交流プラザをはじめ敷地内には豊かな緑を配し、ビオトープやリハビリガーデン、そして屋上緑化には塩害に配慮し、海浜植物を採用しています。
6階建の教育研究棟は免震構造を採用し、体育館棟、講堂棟などの低層棟は耐震性能を割増した計画としています。教育研究棟と交流プラザを覆う大屋根は鉄骨格子梁構造で、大屋根の一方を支える鋼管柱は、柱脚にピン支承を設けています。
また、長期のLCCを検証し、塩害対策や耐候性、フレキシビリティーを考慮したメンテナンスビリティーとサスティナビリティー(持続可能性)の高い建築・設備計画としています。
所在地 | 横須賀市平成町1―10―1 |
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構造・規模 | 鉄骨造一部鉄筋コンクリート造・地上6階(免震構造) |
建築面積 | 16,781平方メートル |
延床面積 | 41,608平方メートル |
工期 | 平成13年6月5日から平成15年1月31日 |
事業者 | エスピーシー・ピーエフアイ神奈川株式会社 |
受賞履歴 | 第12回公共建築賞 優秀賞 |
「営繕工事のあゆみ」について