更新日:2024年8月22日

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県立図書館

営繕工事のあゆみ改修工事に関するページ


外観


枠型ホローブリック


タテ型ルーバー

 

本施設本館は、昭和29年竣工以来利用されておりましたが、外壁の劣化による落下の危険性があるため改修工事を行うこととしました。
また、新館については老朽対策工事としてシート防水改修を行いました。
本工事の主改修対象は県立図書館本館建物外郭の枠型ホローブリック(せっ器質)と、PC(プレキャストコンクリート製)タテ型ルーバーですが、いずれも県立図書館の建築を構成する重要なアイテムです。本建物は、戦後の日本建築界をリードした前川國男氏の設計によるものであり、これらのアイテムはブリーズソレイユ(日よけが建築と一体化した手法)として考えられたものです。
枠型ホローブリック本体は数十年経っているにもかかわらず堅牢な状態を維持する耐候性材料ですが、モルタル目地部が目地中の補強用鉄筋の錆により膨張割れし、老朽化が相当進んでいました。このため今回は補強用鉄筋にステンレス材を使用することとし、建物の佇まいが改修前後で変わらないよう枠型ホローブリックは既存と同等の製法で作り、積直し工事を行いました。
PCタテ型ルーバーについても鉄筋爆裂補修や中性化防止剤塗装を行うとともに、改修跡が目立たないよう、最終仕上げの保護塗装の際には化粧下地モルタル調整を行ってから旧来の色に似せて肌合せ調整を行いました。

所在地 横浜市西区紅葉ヶ丘9-2
工事区分 改修工事
構造・規模

本館 鉄筋コンクリート造・地上2階地下1階
新館 鉄筋コンクリート造・地上4階地下3階 

建築面積 本館 1,406.23平方メートル
新館 1,209.98平方メートル
延床面積 本館 3,015.62平方メートル
新館 9,114.64平方メートル
工期 平成23年10月7日から平成24年3月15日
工事費総額 55,827千円
設計監理 株式会社前川建築設計事務所
施工

建築 株式会社渡辺組

 

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