中井やまゆり園（第1期）

当施設は、福祉サービスに対する需要の変化に伴い、強度行動障害対策の中核施設となり、県西地域の拠点施設として、高度専門機関と在宅支援機能を備え、重度重複障害者を中心に、多様化した施設利用のニーズに応えられることを主眼として、「かながわ新総合計画21」に基づき再整備を行ったものです。
施設の特色としては、限られた既存敷地内で現状運営を行うため、敷地南側に必要施設を残し、敷地北側に居住棟・管理棟・医療棟を機能的に配置したこと、やまなみと豊かな自然に包まれ、暖かみがあり、明るいイメージでボリューム感を持った、親しみのもてる建物デザインであること、利用者の日常生活での安全面への配慮、福祉のまちづくり条例に沿った計画、省エネルギー・省資源化への配慮などが挙げられます。
施工時は利用者の安全面の確保から、仮囲いによりエリアを明確に区分したり、誘導員の配置、清掃・点検の徹底を行うなど、緻密な施工計画に配慮しました。