宮ヶ瀬やまなみセンター

「やまなみ五湖ネットワーク計画」および「宮ヶ瀬ダム貯水池周辺地域整備基本計画」に基づき、自然環境を生かした体験活動や、スポーツレクリエーションの支援活動の拠点として、都市と地域、人と自然との交流の場を提供し、貯水池周辺の良好な自然環境の保全と地域の発展に資することを目的として建設されました。
建物は、メインアプローチを2階に設けて駐車場から自然にアプローチできるようにするなど、傾斜地を上手に利用した断面計画となっています。色に関しても周囲に調和したものとなっています。
苦労した点としては、敷地が県立丹沢大山自然公園に位置し、公園工事も周囲で行われる中で工事を進めなければならなかったため、工程調整について関係機関との調整を要したことと、周辺の景観を損なわないために、設計に多大な時間と労力を使わざるを得なかったことが挙げられます。
現在では、自然に関する学習・教育の場を提供する近接のビジターセンターと連携し、環境保全・地域振興に貢献しています。