更新日:2024年8月22日

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元山下町分庁舎倉庫

元山下町分庁舎倉庫保存工事に関するページ

本建物は旧居留地に明治16年に創建された建物であり、関東大震災の被災を受け、2階建てから平屋建てとなったもので、横浜市内最古の煉瓦造建物であることが判明し、平成13年2月に神奈川県文化財保護条例による重要文化財に指定されました。所有者である県としては地震等による倒壊を避けるため、構造補強等の保存工事を実施しました。
構造補強として煉瓦壁頂部に鉄骨臥梁を回し、建物の偶角部等に基礎までのアンカー筋を挿入して煉瓦壁との一体化を図りました。また、煉瓦壁、開口部の位置を創建当初に復元して、新規に屋根を設置しました。
予想以上に煉瓦壁内部の空洞があったことなど、短期間の工期の中での施工は困難を極めました。

所在地 横浜市中区山下町54
工事区分 耐震補強工事/重要文化財保存
構造・規模 煉瓦造・地上1階
建築面積 75.43平方メートル
延床面積 75.43平方メートル
工期 平成13年12月11日から平成14年3月25日
工事費総額 19,740千円
設計監理 財団法人文化財建造物保存技術協会
施工 株式会社関工務店
 

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