津久井養護学校

本施設は、津久井地域から養護学校に通学する児童・生徒の通学負担を軽減するため、廃止された教職員津久井保養所の跡地を活用し、知的障害教育部と肢体不自由教育部を併設した養護学校として整備したもので、地域の自然環境を生かし、社会参加・自立を重視した職業教育を実施する、特色ある学校・施設づくりを目指しています。
本敷地は、南側町道と約7mの高低差があり、西側の勾配道路からのアクセスとなります。また、敷地北西側にはスクールバス、送迎車用のスペースを取り、視界が開けた東側に教室等を配置したL型プランとし、隣接地への日影を最小限に抑えた建物配置としています。なお、建物形状としては、西側・北側のファサードを意識し、バルコニー形状をアイ・ストップを兼ねた建築的要素とすることで、バランスのとれたボリューム感をあたえられるようにしました。