茅ヶ崎里山公園環境共生型パークセンター

本施設は公園利用者の案内・情報提供など、茅ヶ崎里山公園全体の管理運営を行う核施設として、また環境共生をテーマとした自然環境情報の発信や、体験学習の活動拠点として整備しました。
設計に当たっては、建物中央部にエントランスホール（光と風の通り道）を設け、その両側に公園の案内・管理等を行う管理ゾーンと、「里山クラフト教室」などイベントや集会等に利用する利用ゾーン（多目的ホール、会議室、ボランティアルーム）を配置し、管理者と施設利用者の動線を明確に分離した平面計画としました。また建物周囲に全ての部屋からアクセスできるデッキを配し、藤棚や壁面緑化のアーチを楽しみながら回遊できる空間を創出しました。
さらに、本施設は環境共生型の施設として、間伐材等（チップ加工）を活用したバイオマスボイラーや太陽光発電、屋上・壁面緑化等により省エネや二酸化炭素の発生抑制を図るとともに、水洗トイレや屋上緑化の潅水に雨水を利用するなど、温室効果ガス等の排出削減に取り組んでいます。