スポーツ会館

スポーツ会館は横浜市が管理する運動公園である三ツ沢公園内に昭和43年に開館し、県民のスポーツ・レクリエーション普及振興の場として機能してきました。築後約30年を経過し、施設の老朽化等により管理・運営面に支障を来してきたため、平成10年の「かながわ・ゆめ国体」の支援施設としての整備と合わせ改築することとなりました。
公園施設内であり、また住宅地に隣接しているため建物を極力分節させることでボリュームを抑えると共に、南面は段階的に壁面を後退させ歩行者への圧迫感に配慮した設計となっています。
内部は、地階に利用者保健室・会議室・機械室、1階にスポーツ団体事務室・情報提供コーナー、2階にトレーニングルーム・研修室等を配置し、最上階の3階はバレーボール、バスケットボール、バドミントン等が行える体育館としました。エントランスホールなどの共有スペースは階段室と一体とすることにより、広がりのある明るい空間となっています。
国体では、県選手団競技本部や国際情報通信サブセンター、選手の健康管理センターなどの支援施設としての機能を果たし、国体終了後は県と民間の連携による「生涯スポーツ」推進の拠点として利用されています。