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更新日:2022年4月1日
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野外施設で観察できるトンボの仲間です。
【イトトンボ科】
出現時期:4月上旬~5月下旬
観察できる環境:池沼とその周辺
その名の通り細く、スリムな印象を受けるイトトンボです。本館横の人工池周辺でよく見られます。
【イトトンボ科】
出現時期:5月中旬~9月下旬
観察できる環境:池沼とその周辺
本館横の人工池周辺でもっともよく見かける、30mm程度の小さなイトトンボです。よく似た種とは胸や眼の後ろの模様などで見分けることができます。
【アオイトトンボ科】
出現時期:10月下旬~11月上旬
観察できる環境:薄暗い湿地~林内
自然観察園では秋の深まりと共に、水辺ではなく薄暗い林床や草藪で見かけることが多いです。
【アオイトトンボ科】
出現時期:4月上旬~7月中旬
観察できる環境:池沼とその周辺
オツネン(越年)の名の通り、成虫の姿で冬を越すトンボです。越冬から明け、成熟するとこのような鮮やかな体色へと変化します。
【カワトンボ科】
出現時期:4月下旬~9月下旬
観察できる環境:流水周辺
翅が黒く、特にオスは体が金属光沢をもった緑色をしているためよく目立ちます。未熟個体はひらひらと薄暗いところを飛んでいることが多いです。
【カワトンボ科】
出現時期:4月中旬~8月下旬
観察できる環境:流水周辺
金属光沢をもった緑色や粉を吹いたように白っぽい体色に、翅色も橙色や透明なものがいたりと変異が大きいトンボです。
※当施設周辺のカワトンボ属については分布が複雑かつ形態による同定も困難なため、ここではカワトンボの仲間として扱います。
【サナエトンボ科】
出現時期:4月中旬~7月下旬
観察できる環境:流水周辺
自然観察園では最も早く見られるトンボの一つです。たたら沢周辺でよく見られます。
【サナエトンボ科】
出現時期:6月上旬~6月下旬
観察できる環境:流水周辺
出現時期はヤマサナエより少し遅く、自然観察園でみられるサナエトンボの中では小さいほうです。見られる期間は限られます。
【サナエトンボ科】
出現時期:6月下旬~9月上旬
観察できる環境:流水周辺
自然観察園では多いトンボです。名前には「ヤンマ」と付きますがサナエトンボの仲間です。体の割に頭が小さい印象を受けます。
【オニヤンマ科】
出現時期:6月下旬~10月下旬
観察できる環境:流水周辺
日本最大のトンボです。自然観察園では、オスが沢の上を縄張りパトロールしているところをよく見かけます。
【ヤンマ科】
出現時期:5月下旬~9月上旬
観察できる環境:薄暗い小さな池沼
夕方に活発に飛ぶトンボで、成熟したオスの複眼は美しい水色です。自然観察園では樹林に囲まれた薄暗い池で羽化する様子が観察されています。
【ヤンマ科】
出現時期:7月上旬~9月上旬
観察できる環境:薄暗い小さな池沼
神奈川県では生息地が限られますが自然観察園では繁殖もしているようです。止まっている姿はめったに見られませんが、羽化の最中の個体に出会うこともあります。
【ヤンマ科】
出現時期:5月上旬~9月上旬
観察できる環境:薄暗い小さな池沼
止まっている姿はめったに見られませんが、池の上を飛ぶ姿はよく見られます。明るく開放的な環境を好むギンヤンマに対して、本種は薄暗く小さな水域を好みます。
【ヤマトンボ科】
出現時期:6月上旬~9月下旬
観察できる環境:規模の大きな池沼
自然観察園内でも規模の大きな池沼を好みます。成熟したオスが池を岸に沿ってパトロールする姿がよく見られます。
【トンボ科】
出現時期:4月中旬~6月上旬
観察できる環境:浅い湿地など
自然観察園では最も早く見られるトンボのひとつです。シオカラトンボとよく似ていますが、自然観察園において成虫をみられる時期がより限られます。また、自然観察園では浅い湿地とその周りで多く見られます。
【トンボ科】
出現時期:5月上旬~9月下旬
観察できる環境:池沼とその周辺
自然観察園では最も長い期間見られるトンボのひとつです。よく似たシオヤトンボとは成虫を見られる主な時期が異なり、オオシオカラトンボとは好む環境が異なります。
【トンボ科】
出現時期:6月上旬~9月下旬
観察できる環境:池沼とその周辺
明るく開放的な環境を好むシオカラトンボに対して、本種は薄暗く小さな水域を好みます。自然観察園での数は多く、成熟したオス同士の縄張り争いをよく見かけます。
【トンボ科】
出現時期:5月下旬~8月下旬
観察できる環境:池沼とその周辺
特に他の赤いトンボが見られない夏の間、よく目立つ真っ赤なトンボです。自然観察園では開放的な池沼を好んでいるようです。
【トンボ科】
出現時期:7月中旬~10月中旬
観察できる環境:ゆるやかな流れや湿地周辺
特に、成熟したオスは赤い体に特徴的な帯の入った翅が美しいトンボです。たたら沢でも流れの緩やかな箇所の周辺に止まっていることが多いです。
【トンボ科】
出現時期:8月中旬~10月下旬
観察できる環境:池沼とその周辺
秋口から見られるアカトンボの一種です。成熟したオスは顔面や胸部まで赤くなります。自然観察園では水辺よりも道路沿いのロープの上に止まっていることが多いです。
【トンボ科】
出現時期:9月上旬~10月中旬
観察できる環境:池沼とその周辺
自然観察園ではあまり多くないです。成熟したオスはナツアカネに勝るとも劣らない、鮮やかな赤色に染まります。
【トンボ科】
出現時期:6月中旬~8月下旬
観察できる環境:池沼とその周辺
その名の通り、成熟したオスは黒い体色に対して腹部の一部に白い模様があり、腰が空いているように見えます。本館横の人工池周辺でよく見られます。
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