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更新日:2021年3月23日
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神奈川県自然環境保全センター生き物情報
春に花が咲く木本植物です。(クリックすると詳しい説明が見られます。)
場所の確認は野外施設マップをご確認ください。野外施設マップ(PDF:257KB)
【クスノキ科】
観察時期:3月上旬~4月上旬
観察できる場所:Y13、22付近
谷戸では春一番に花が咲く樹木です。葉が出る前に、黄色い小さな花が開花します。
【キブシ科】
観察時期:3月上旬~4月上旬
観察できる場所:Y27~Y34付近
こちらも谷戸で春の訪れを告げる花のひとつで、沢沿いでみられます。小さな花が房状に垂れ下がっていて目を引きます。雌雄異株で、花をよくみると雄しべが目立つ雄花と雄しべが目立たない雌花があります。
【ツツジ科】
観察時期:3月上旬~4月上旬
観察できる場所:Y17、N4付近
乾燥した林内に生育し、高さは2~5mほどの常緑樹です。鈴のような白い花をたくさんつけます。葉や茎に毒があり、馬が食べると酔ったようにふらつくので「馬酔木」という漢字が当てられたといわれています。
【バラ科】
観察時期:3月中旬~4月上旬
観察できる場所:M17付近など
富士、箱根を中心に自生する小高木のサクラ。園内に自生するサクラの中では1番に開花します。谷戸の斜面でみられます。
【バラ科】
観察時期:4月上旬~5月上旬
観察できる場所:Y4~Y8付近など
林の中に生育する株立ちの低木です。谷戸の斜面を沿うように枝垂れて、その名の通り鮮やかな山吹色の花を咲かせます。
【アケビ科】
観察時期:4月上旬~5月上旬
観察できる場所:Y23付近など
ツル性木本で、紫色の雄花と雌花を咲かせます。秋には紫色をした楕円形の実がつき、熟すと縦に割れふわふわとした白い果肉が見えます。果肉はほんのり甘く、野生動物もよく食べるのか、園路に皮だけが落ちていることもあります。
【ハナイカダ科】
観察時期:4月中旬~4月下旬
観察できる場所:Y35付近
雌雄異株の低木です。雄花は数個、雌花は1個、葉の上にちょこんとついていて、雌花のあとには黒い実が付きます。
【マメ科】
観察時期:4月中旬~5月中旬
観察できる場所:Y4付近など
沢沿いの斜面などで見られるツル性木本です。紫色の房状の花が滝のように斜面を彩ります。花の蜜を吸いにクマバチなどがよく訪れます。
【ユキノシタ科】
観察時期:4月中旬~5月下旬
観察できる場所:Y17~Y23付近
沢沿いや池の縁で見られます。「卯の花」という名前で唱歌にも登場し、夏の始まりを感じさせる花です。花はクマバチなどの昆虫に人気です。ウツギは漢字で「空木」と書き、枝が中空になることからこの名前がついたといわれています。
【バラ科】
観察時期:4月下旬~5月上旬
観察できる場所:N2、N5付近
沢沿いの斜面などに生育する高木です。猫のしっぽのような穂状の花が上向きにつきます。花からはアーモンドのような香りがします。
【クルミ科】
観察時期:4月下旬~5月上旬
観察できる場所:Y2、Y19付近
沢や池のそばでみられる高木です。長い穂状の雄花と赤い小さな雌花がつきます。秋に熟すクルミの実はリスやネズミの食糧になります。
【ミズキ科】
観察時期:4月下旬~5月中旬
観察できる場所:K16付近など
枝を四方に広げ、何層にもなる樹形が特徴です。よく似ている仲間のクマノミズキは6月ごろに花が咲きます。また、ミズキは葉が枝に交互につく「互生」なのに対し、クマノミズキは葉が対になってつく「対生」です。
【エゴノキ科】
観察時期:4月下旬~5月下旬
観察できる場所:Y17付近など
高さ3mほどの小高木で、白い花が枝先に垂れ下がるようにつきます。実はサポニンという毒成分があり、えぐみがあることが名前の由来といわれています。開花時期と同じ5月ころには、エゴツルクビオトシブミという小さな昆虫が、葉に卵を産み付け器用に丸めたものがたくさん見られます。
30cmほどの大きな葉が輪になってつき、その中心に白い花がつき、よい香りが漂います。葉は朴葉焼きなど食べ物を包むのに用いられます。
【スイカズラ科】
観察時期:5月上旬~5月下旬
観察できる場所:Y25付近など
白からピンク色へ花色の変化が楽しめます。色を変えることにより、より新しい花に昆虫たちを誘導して、なるべく多くの花が受粉できるようにする戦略だそうです。枝が中空であることから、ウツギとついていますが、ウツギの仲間ではありません。
【ミズキ科】
観察時期:5月中旬~6月上旬
観察できる場所:E11付近など
白い花びらのように見えるのは「総苞片」という花を守る役割のものです。本当の花は中央の緑色の丸のところで、小さな花が集まっています。9月ごろには実が赤く熟し、野生動物のエサになるようです。
【レンプクソウ科】
開花時期:4月下旬~5月下旬
見られる場所:M16~18付近
株立ちで、高さ2~3mほどの低木です。白い小花が毬のようにつき、秋には赤い実が目立ちます。実は野鳥が食べにきます。
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