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更新日:2022年4月1日
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野外施設で秋から冬に観察できる鳥です。
【サギ科】
レア度:★
年間を通して野外施設の池に飛来しますが、特に冬によく見かけます。人が近づくと大きな翼を広げて上空へ飛び立ってしまいますが、そっと観察していると、池の底を足で探り、獲物を捕る様子などが見られます。
【ヒタキ科】
レア度:★
明るいひらけた緑地でよく見られ、野外施設では樹木観察園などでよく見られます。スズメ大で黒とオレンジのコントラストに、翼の白い斑紋が特徴的です。メスにも白い斑紋はありますが全体に褐色です。地鳴きはルリビタキに似ていて「ヒッ、ヒッ、カカ」と鳴きます。
【ヒタキ科】
レア度:★
落ち葉の下や土の中のミミズや昆虫、木の実などを探してガサガサする音が林内から聞こえてきます。「木の葉がえし」の別名もあります。ヒヨドリ大で、頭はグレー、背中は暗い茶色、シロハラの名のとおり腹は白っぽいです。
【ヒタキ科】
レア度:★
ヒヨドリくらいの大きさで、腹のまだら模様と、オレンジ色の翼が特徴的です。ひらけた緑地の地面でよく見られ、ガサゴソとミミズや昆虫を探していきます。
【ホオジロ科】
レア度:★
スズメより少し大きいくらいで、野外施設ではヨシ原などの草地でよく見られます。人が近づくと一斉に高い木へと飛び移ります。頭の冠羽が立っているのが特徴です。
【ホオジロ科】
レア度:★
冬の野外施設で一番よく出会う鳥です。スズメくらいの大きさで、体の色は「青」というより、黄色っぽく見えます。メスはオスよりも全体的に淡い色です。薄暗い観察路の周辺で「チッ、チッ」と聞こえてきます。
【ヒタキ科】
レア度:★★
繁殖期は標高の高い地域で過ごし、冬になると平地でも見られるようになります。オスは頭から上面が青く、メスはオリーブ色です。沢沿いの林縁に出てきて、「ヒッ、ヒッ、カカ」と鳴く姿はかわいらしく、野外施設の冬の人気者です。
【ヒタキ科】
レア度:★★
もう少し標高が高いところでは留鳥ですが、野外施設では冬に見られます。ハトくらいの大きさで、背中は茶色、腹は白っぽいですが、全身にウロコ模様が見られます。暗い林の地面で昆虫やミミズを探します。
【アトリ科】
レア度:★★
ヒヨドリ大の鳥で、太いくちばしとあごひげのような黒い模様が特徴です。樹上や地上で、草木の種子を食べますが、このペンチのようなくちばしをもってすれば硬い木の実なども易々食べられます。
【ホオジロ科】
レア度:★★
暗い林の中を好みます。その名のとおり、オスは全身が黒っぽく、暗がりに溶け込んでいますが、「チッ、チッ」と地鳴きが聞こえてくるので存在が分かります。
【レンジャク科】
レア度:★★★
野外施設では、2~3月ごろに稀に立ち寄り、群れで木の実を食べたり、水を飲む姿が見られることがあります。よく似たヒレンジャクも見られることがありますが、尾羽の先の色などで見分けられます。
【セキレイ科】
レア度:★★★
繁殖期は標高の高い地域で過ごし、野外施設では冬に見られることがあります。スズメくらいの大きさで、オリーブ色をしています。整理された明るい林の林縁、林床を好みます。
【アトリ科】
レア度:★★★
スズメより少し小さく、全身が黄色っぽい鳥です。アトリ科に特徴的な太い短いくちばしを持っています。数十羽の群れでハンノキなどの種子を食べていることがあります。
【アトリ科】
レア度:★★★
冬の野外施設でときどき見られます。オスは淡い紅色、メスは茶色です。草原や林縁で種子などを採食します。
【アトリ科】
レア度:★★★
スズメより一回り大きく、黒い頭に、オスは首元の紅色の差し色が鮮やかです。また、誰かが口笛を吹いているような「フィー、フィー」という鳴き声も特徴的です。野外施設には訪れない年もあり、見られることは稀です。
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