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更新日:2022年4月1日
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なにかをどアップにした写真です。なんだかわかるかな?
ふだん見慣れているものでも、拡大すると印象が変わります。
虫眼鏡やルーペを持って、いろいろなものを観察してみませんか?思わぬ発見がありますよ。
問題は全部で10問。答えと解説はページの下にあります。
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ひょっとしてあなたの目はもうすでに顕微鏡ですか?脱帽です!! |
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さては普段からルーペを持ち歩いていますね?すばらしい観察者です! |
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ふつうの人です。これからも観察を楽しみましょう。 |
第1問 |
これ、なーんだ?
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第2問 |
これ、なーんだ?
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第3問 |
これ、なーんだ?
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第4問 |
これ、なーんだ?
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第5問 |
これ、なーんだ?
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第6問 |
これ、なーんだ?
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第7問 |
これ、なーんだ?
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第8問 |
これ、なーんだ?
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第9問 |
これ、なーんだ?
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第10問 |
これ、なーんだ?
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爬虫類は定期的に古い皮を脱ぎ捨てて、新しい皮ふになります。人が日焼けしたときのようですね。
カナヘビはトカゲ(ヒガシニホントカゲ)とよく間違えられますが、カナヘビはスリムで皮ふがカサカサしています。しっぽが長いのも特徴です。一方、トカゲはずんぐりとしていて皮ふがテカテカしています。また、子どものころはしっぽが鮮やかな青色です。
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ヒガシニホントカゲ幼体 |
チョウのはねには鱗粉(りんぷん)と呼ばれる粉のように細かいものが並んでいて、これが模様に見えます。はねを水や汚れから保護する役割があります。
問題のはねはカラスアゲハのもので、一見黒く見えますが、見る角度によって緑色から青色に輝いて見える美しいアゲハチョウです。幼虫は主にカラスザンショウなどの木の葉を食べて育ちます。
カワセミの羽です。美しいコバルトブルーの体が特徴的ですが、1本1本の羽は黒っぽく見えます。
自然環境保全センターの自然観察園でもおなじみのカワセミ。市街地の河川でも見られることがあります。水中へダイブして、魚や水生昆虫をとらえるハンターです。
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キイロスズメバチの巣の破片です。材料は木で、朽木をかみ砕いたものを唾液と混ぜてくっつけています。使う木材によって色がちがうため、まだら模様が出来上がります。
キイロスズメバチは民家の軒下や木の上などに球形の巣を作ります。攻撃性の強いハチなので、巣を見つけても近寄らないようにしましょう。
キイロスズメバチ |
ナツグミの葉です。写真は若い葉の表面で、鱗状毛(りんじょうもう)と呼ばれる毛が張り付いています。裏面は毛がさらに密についていて、銀色に輝いて見えます。
初夏に熟す赤い楕円形の実は甘く、食べられます。
ナツグミの実 |
こちらも構造色によって、メタリックに輝く美しいコガネムシです。
地域によっては青や緑など色が違います。
なんとエサは動物の糞。いわゆるフンコロガシの仲間ですが、糞は転がしません。メスは地中に糞を埋めて産卵し、幼虫も糞を食べて成長します。
セイヨウタンポポのたねです。正確には果実で、この中に種子があります。綿毛がついていて、風にのって遠くまで飛んでいくことができます。たねの上のほうがギザギザしているのは、地面にしっかりくっつくためでしょうか?
実はタンポポは小さい花の集合体。ぜひ花もルーペで観察してみてください。
また、花の下の総苞片(そうほうへん)が反り返っているのは外国から移入されたセイヨウタンポポ。反り返らないのは在来種のカントウタンポポです。どちらが多いか調べてみましょう。
セイヨウタンポポ |
カントウタンポポ |
タマムシ(ヤマトタマムシ)はメタリックな緑色で、赤いラインが2本入っています。こちらも構造色で、その輝きは死んでも失われません。古くから装飾に使用されたり、箪笥に入れておくと着物が増える、お金持ちになるという言い伝えもあるそうです。
タマムシはエノキという木の葉を食べます。真夏の日中によく活動し、エノキの周辺で飛び回っていることがあります。
ドクダミも1つの花ではなく、小さな花の集合体です。
白い花びらのようなものは、「総苞片(そうほうへん)」という葉が変化したもので、花を目立たせ、虫にアピールする役割があります。
本当の花は真ん中の黄色い部分。たくさんのおしべとめしべが集まっていることがわかります。
問題はヤマビルの口をアップにした写真です。頭側とおしり側は吸盤状で、しゃくとり虫のように進みます。
4月~11月頃活動し、人間や野生動物の血を栄養源にしています。ふだんは落ち葉の下など湿ったところに隠れていて、私たちの出す息(二酸化炭素)や歩く時の地面の振動を察知して近づいてきます。
Y字型の口には小さな歯があり、動物の皮ふをかじって傷をつけ、ヒルジンという血を固まらせない成分を出して血を吸います。
吸血後のヤマビル |
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