公立・公的医療機関等の具体的対応方針の再検証等要請に係る神奈川県の協議結果について
厚生労働省による公立・公的医療機関等の具体的対応方針の再検証等要請に係る神奈川県の協議結果について、詳細の説明をしたページです。
厚生労働省は「地域医療構想に関するワーキンググループ」における議論を踏まえ、令和元年9月に公立・公的医療機関等の具体的対応方針の再検証を要請する機関として具体的な病院名を公表し、令和2年1月には都道府県に対して再検証要請通知を発出しました。
神奈川県では、対象医療機関名の公表後、当該地域の地域医療構想調整会議(以下、「調整会議」という。)等で議論を開始し、対象医療機関の再検証結果について取りまとめました。
協議結果
- 再検証の結果、対象医療機関の取組みの方向性に大きな変更はありません。
- このうち、今回の公表を機に医療機能の見直しを実施するとした医療機関がありましたが、病床機能の見直し等であり、統廃合や大幅な病床の削減等はありません。
- また、見直さないとした医療機関は、すでに医療機能の見直し等の取組みを進めており、こうした取組みは調整会議でも妥当と評価されています。
※対象医療機関における再検証の詳細については、厚生労働省からの要請を踏まえ、医療機関名も含め、現時点では情報を非公開としていますが、今後、厚生労働省から情報の取扱いに関する整理が示され次第、公開を視野に検討予定です。
協議方法等
調整会議等における議論
- 地域ごとに令和元年度第2回調整会議(令和元年10~12月)及び第3回調整会議(令和2年1~2月)において、対象医療機関関係者の出席および説明を求めた上で、次の観点から議論を行い、対象医療機関のある全ての地域において再検証結果についての合意を得ました。
- 第2回調整会議:対象医療機関の現状及び再検証要請への対応方針等について
- 第3回調整会議:(1)将来の医療需要を踏まえた対象医療機関の役割(2)分析対象とした領域の医療機能の方向性(3)前記(1)・(2)を踏まえた機能別の病床数の変動の3点を踏まえた対象医療機関の再検証結果について
- 調整会議と並行して実施した各地域の病院関係者で構成するワーキンググループ等においても議論を行いました。
※各地域の調整会議での議論の詳細については、地域医療構想ポータルサイトをご確認ください。なお、厚生労働省からの要請を踏まえ、現時点では本件に関する調整会議資料の一部を非公開としていますが、今後、厚生労働省から情報の取扱いについて整理が示され次第、公開を視野に検討予定です。
神奈川県医療審議会及び神奈川県保健医療計画推進会議における議論
調整会議等で合意を得た対象医療機関の再検証結果については、
- 令和元年度第3回神奈川県保健医療計画推進会議(令和2年3月・書面開催)で協議・了承
され、
- 令和元年度第2回神奈川県医療審議会(令和2年3月・書面開催)に報告
を行いました。
関連通知
今後の取組み
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地域医療構想の実現に向けて、神奈川県はこれまでも調整会議等で活発な議論を展開し、医療機能の分化・連携、最適化に向けた取組みを進めてきました。
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引き続き、公立・公的医療機関等、民間医療機関を問わず、これまで進めている議論を深化させ、地域の限られた医療資源を有効に活用し、効率的で質の高い医療提供体制の整備に向けた取組みを進めていきます。
- この際、新型コロナウイルス感染症への対応状況や、国の検討会等における議論も踏まえていきます。