ホーム > 神奈川県記者発表資料 > 令和3年6月に宿泊療養施設で発生した療養者死亡事案に関する検証委員会報告書について
更新日:2022年11月24日
ここから本文です。
令和3年6月に、県が運営する宿泊療養施設において、新型コロナウイルス感染症療養者がお亡くなりになられた事案について、同年7月に設置した「宿泊療養者死亡事案に関する第三者検証委員会」が検証を行ってきたところですが、このたび、当該事案発生後に県が講じた再発防止策の評価・検証を含む報告書を取りまとめましたので、お知らせします。
(1)本件事案の概要
(2)宿泊療養に関する法制度
(3)本件宿泊療養施設の運用状況
(4)本件事案の経過
(5)宿泊療養施設におけるオペレーション等の検討
改善の余地はあるものの、本件事案の原因となるような不適切な点はなかったものと認められる。
(6)再発防止策の評価、検証
再発防止策 | 評価・検証 |
血中酸素飽和度が94、95%であった場合に、労作時の再測定を実施 |
健康観察への医師関与を手厚くするものとして評価できる。 |
ハイリスク者に対する「ナースコール」代替機の貸与 |
療養生活の安全性を高めるものとして評価できる。 |
(7)今後県が講ずべき再発防止策
次の3点の対応を検討するよう提案(提案の検討に当たり、その時々の新型コロナウイルスの特性や宿泊療養施設以外の医療提供体制、導入する施策の経済性等の検討が必要)。
・ハイリスク者に対する夜間安否確認
・医療的な対応の拡充
・施設ごとの入所者の振分け
参考資料 宿泊療養者死亡事案に関する報告書(PDF:934KB)
(委員)
氏名 | 役職名等 | |
委員長 | 前田 康行(まえだ やすゆき) | 弁護士(神奈川県弁護士会所属) |
委員長代理 | 橋本 廸生(はしもと みちお) | 公益財団法人日本医療機能評価機構常務理事 |
委員 | 児玉 安司(こだま やすし) | 弁護士(第二東京弁護士会所属) |
委員 | 戸張 実(とばり みのる) | 戸張会計事務所 公認会計士 |
(開催状況)
開催日 | 場所等 | |
第1回 | 令和3年7月16日 | WEB会議 |
第2回 | 令和4年8月31日 | WEB会議 |
問合せ先
健康医療局医療危機対策本部室
医療危機対策法務担当課長
白須
電話 045-285-0699
このページの所管所属は健康医療局 保健医療部健康危機・感染症対策課です。