ホーム > 神奈川県記者発表資料 > 手足口病の流行警報を発令します!
更新日:2022年8月12日
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現在、手足口病の患者報告数が増加しているため、流行警報を発令します。
手足口病は、夏に流行のピークを迎えることから、今後、流行が予想されます。
乳幼児を中心に患者が多いため、家庭や保育所、幼稚園などで、手洗いなどの感染予防に努めてください。
神奈川県内では、8月上旬(8月1日から8月7日までの一週間)の発生状況が、定点当たり5.35人となり、感染症発生動向調査における警報レベル(定点あたり5人)を超えました。
[注記]手足口病については、県内234か所の医療機関を定点として指定し、週1回患者数を報告いただいています。
(参考)県内の手足口病定点あたり報告数の推移
手足口病とは、手足や口の中などに水疱性(水ぶくれ)発疹ができるウイルス性の感染症です。
4歳位までの乳幼児を中心に、夏季に流行が見られる疾患です。
手足口病に感染すると、3~5日後に、口の中や手のひら、足の裏などに2〜3mmの水ぶくれができます。数日間のうちに治る病気であり、ほとんどの場合、特別な治療は必要ありません。
しかし、まれに髄膜炎や脳炎などの合併症が生じることもありますので、頭痛や嘔吐、高熱のほか、2日以上の発熱が続く場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。
飛沫感染…せきやくしゃみによる感染
接触感染…水ぶくれに触れることによる感染
経口感染…便の中のウイルスが口の中に入ることによる感染
流水と石鹸で、こまめに手洗いをしましょう。
おむつを交換するときは、排泄物を適切に処理し、しっかりと手洗いをしましょう。
タオルの共用はやめましょう。
(参考)県内の地域別定点当たり報告数(8月1日から8月7日までの一週間)
問合せ先
神奈川県健康医療局医療危機対策本部室
感染症対策連携担当課長 品川 電話045-285-0848
神奈川県衛生研究所
企画情報部衛生情報課長 大屋 電話0467-83-4400(内2103)
このページの所管所属は健康医療局 保健医療部健康危機・感染症対策課です。