ホーム > 神奈川県記者発表資料 > エムポックスの患者の発生について
更新日:2023年6月2日
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令和5年5月29日、県内の医療機関から管轄の保健所に対して、エムポックスの疑いのある患者が報告されました。当該患者の検体を県内の衛生研究所で検査したところ、エムポックスの陽性の結果が得られました。本事例は県内で6例目の発生となります。
なお、報道機関各位におかれましては、患者様やご家族などが特定されないよう、個人情報保護にご配慮下さい。医療機関への取材や直接のお問い合わせはお控えください。
年代:40代
性別:男性
居住自治体:神奈川県
症状:発熱、発疹、倦怠感、肛門直腸炎
海外渡航歴:なし
患者の状況:現在、入院中。状態は安定している。
(注記)エムポックスについては、令和5年5月26日に、感染症法上の名称が「サル痘」から変更になりました。
県民の皆様へ 〇「エムポックス」は、アフリカ大陸の流行地域(アフリカ大陸西部から中央部)で主に発生が確認されていましたが、2022年5月以降海外渡航歴のないエムポックス患者が欧米等を中心に世界各国で確認されています。 〇主に、感染した人や動物の皮膚の病変・体液・血液に触れた場合(性的接触を含む)により感染します。また、患者と近くで対面し長時間の飛沫にさらされた場合、患者が使用した寝具等に触れた場合等も感染の可能性がありますが、現時点では、日常生活の中で空気感染を起こすことは確認されていません。 〇治療は抗生物質などの対症療法が中心ですが、ほとんどは軽症で、2~4週間で治癒する場合が多いとされています。 〇過剰に心配することなく、発熱、発疹といった症状がある場合には、マスク着用の上、衣服やガーゼ等で皮膚の病変を覆い、お近くの医療機関を受診して下さい。 |
問合せ先
神奈川県健康医療局医療危機対策本部室
感染症対策連携担当課長 多田 電話045-285-0848
感染症対策連携グループ 横山 電話045-285-0776
このページの所管所属は健康医療局 保健医療部健康危機・感染症対策課です。