ホーム > 電子県庁・県政運営・県勢 > 地方分権・自治・外交 > 地方分権 > 道州制
更新日:2023年12月5日
ここから本文です。
現在の都道府県に代わり、より広い区域を所管する「道州」を新たに置く仕組みである道州制について、説明しています。
道州制の確定した定義はありませんが、一般的には、「現在の都道府県を廃止して、より広い区域を所管する『道州』を新たに置くことにより、現在、国が行っている仕事のうち、国でないとできないもの(外交・防衛など)を除き、基本的に『道州』と市町村で担っていく形にするもの」と言われています。
道州制は、単なる都道府県合併とは違い、国と地方の役割分担の見直しを行い、国の役割を外交・防衛等の国家の存立に関わるものに重点化し、内政に関しては企画立案から実施までを道州と市町村が担うよう、中央省庁の解体や国会のあり方も含めた「国のかたち」そのものを組み替えるものです。
道州制については、古くは戦前から議論されているもので、内閣総理大臣の諮問機関である第28次地方制度調査会は、地方分権改革を推進するための具体策の一つとして、「道州制の導入が適当」との方向性を打ち出しました(平成18年2月)。
こうしたことを踏まえ、政府は道州制の導入に向けた「道州制ビジョン」を策定するための懇談会を設置(平成19年1月設置、平成22年2月廃止)し、全国知事会は「道州制に関する基本的考え方」をとりまとめる(平成19年1月、平成25年1月)など、国、地方を通じて道州制の議論が進められてきました。
最近の動きとして、政府は、「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)2019」において、地方分権改革の推進と併せて、道州制についても必要な検討を進めることとしています。
また、2017衆院選における各政党マニフェストにおいても、複数政党が道州制の導入に向けた取組みを記載しており、国会においても継続的に議論が行われています。
第28次地方制度調査会
道州制ビジョン懇談会(別ウィンドウで開きます)
全国知事会
- 「道州制に関する基本的考え方」(平成25年1月)
- 「道州制に関する基本的考え方」(平成19年1月)
経済財政運営と改革の基本方針2019~「令和」新時代:「Society5.0」への挑戦~(PDF:745KB)(令和元年6月閣議決定)
全国知事会や九都県市首脳会議を通じて、道州制が真に地方分権に資するものとなるよう、地方の意見を十分に尊重することなどを国に要望しています。
「神奈川県広域自治制度研究会」報告書 (平成18年12月)
このページの所管所属は政策局 自治振興部広域連携課です。