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更新日:2021年12月23日
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平成16年度の運用状況の概要
平成16年度情報公開制度・個人情報保護制度の運用状況 <概要>
~公開請求者数・件数ともに過去2番目~
1 情報公開制度の運用状況
「行政の透明性」を高め、「開かれた県政」を更に推進していくため、県民の皆さんとのより一層
の情報共有化を目指して、情報公開制度を実施しています。
1 情報公開の請求状況
請求者数は過去最多であった平成15年度に比べ減少しましたが、請求件数は増加し、請求者
数・件数ともに制度発足以来2番目となっています。なお、請求件数の過去最多は、平成7年度
の10,492件です。
年度 |
請求者数 |
請求件数 |
58~13 |
7,098人 |
57,787件 |
14 |
1,316 |
6,257 |
15 |
1,561 |
5,349 |
16 |
1,356 |
6,953 |
計 |
11,331 |
76,346 |
(1) 前年度との比較
|
16年度 |
15年度 |
増減 |
請求者数 |
1,356人 |
1,561人 |
△205人 |
請求件数 |
6,953件 |
5,349件 |
1,604件 |
(2) 請求件数の多い行政文書(上位5項目) ~新しい項目が上位に~
請求件数の多い文書をみると、食品営業許可台帳等を除いて新しい項目が上位に並びました。
16年度 |
15年度 |
(1)公益法人の財産目録 (604件) (2)食品営業許可台帳等 (581件) (3)県立図書館における前渡金、非常勤報酬等に関する文書 (464件) (4)政治資金収支報告書等 (358件) (5)古物営業関係文書 (304件) |
(1)食品営業許可台帳等 (374件) (2)道路位置指定図 (199件) (3)政務調査費収支報告書 (148件) (4)情報公開条例等の制定に際して各機関を実施機関とすることについて検討した経過・内容がわかる文書 (146件) (5)H15年7~9月の普通二種免許等の各日毎の技能試験受験結果 (126件) |
(3) 請求件数の多い部局(上位5部局) ~ 警察本部長への請求が約2倍に ~
部局別 |
16年度 (割合) |
15年度 |
前年比 |
教育委員会 |
1,418件(20.3%) |
1,401件 |
+ 17件 |
警察本部長 |
1,345件(19.3%) |
678件 |
+667件 |
衛生部 |
969件(13.9%) |
590件 |
+379件 |
県土整備部 |
935件(13.4%) |
979件 |
△ 44件 |
選挙管理委員会 |
369件( 5.3%) |
204件 |
+165件 |
○ 請求件数が多いものとしては、
教育委員会では、県立図書館における前渡金、非常勤報酬等に関する文書、人事関係書類
が約6割を占めています。
警察本部長では、古物営業関係文書、捜査費の支出関係書類が約5割を占めています。
衛生部では、食品営業許可台帳等、医療機関、美容所・理容所、薬局等の名称・所在地等
が分かる文書が約8割を占めています。
県土整備部では、建築確認・開発関係書類、県発注工事の設計書等が約2割、選挙管理委
員会では、政治資金収支報告書等が約8割を占めています。
2 情報公開請求の処理状況 ~ 約6割は全部公開 ~ (昨年度は約5割)
公開 |
一部公開 |
非公開 |
計 |
4,061件 |
2,602件 |
290件 |
6,953件 |
○ 請求件数のうち、全部を公開した割合は58.4%(昨年度49.5%)と増加し、全部を非公開
とした割合は4.2%(昨年度8.1%)と減少しています。
○ 非公開理由の内訳は、個人に関する情報2,301件、法人に関する情報673件、事務
事業の実施に関する情報588件などとなっています(1件の文書で複数の非公開理由に該
当する場合があります。)。
○ なお、非公開290件のうち、225件は文書不存在、4件は存否応答拒否、13件は却
下によるものです。
3 不服申立件数と処理状況 ~迅速な処理を目指して79件の答申~
不服申立件数 |
処理状況 |
||||||||
|
前年度までの継続審議 |
16年度受理(諮問件数) |
情報公開審査会からの答申 |
取下げ |
中断 |
審議中 |
|||
|
請求人主張全部認容 |
請求人主張一部認容 |
請求人主張否認 |
||||||
141件 |
87件 |
54件 |
79件 |
6件 |
21件 |
52件 |
10件 |
2件 |
50件 |
○ 平成16年度に受理した諮問は54件です。条例改正により文書不存在決定に対する不服
申立てが認められたため件数が急増した平成12年度の次に多い件数となっています。
○ また、論点や対象行政文書が類似するものをまとめて審議するなど、審議方法等を工夫す
ることにより、過去最多の79件の諮問について答申しました。
4 神奈川県情報公開運営審議会からの答申
情報の公開、提供等の充実に向けた方策を幅広い視点から検討するため、知事から運営審議会に
諮問し、平成17年3月31日に答申がありました。
*この答申に基づき、現在、改善すべき事項について検討を行っています。
5 県主導の第三セクター等の情報公開について
県主導の第三セクター等41団体においても、各団体が規程を作って情報公開制度を運用してい
ます。平成16年度は、7団体に対して27件の公開申出がありました。
2 個人情報保護制度の運用状況
個人情報保護制度は、神奈川県個人情報保護条例に基づき、個人情報の取扱いによる個人の権利利
益の侵害の防止を目的としているものです。
1 利用状況 ~ 利用者数、利用件数ともに過去最少 ~
自己情報の開示請求件数は増加していますが、簡易開示請求件数等の減少により、全体の利用者
数、利用件数は、ともに平成15年度より減少し、過去最少となっています。簡易開示の請求件数
が減少した主な理由としては、受験者数の減少等によるものです。
年度 |
利用者数 |
利用件数 |
|||||||
自己情報の請求件数 |
是正 |
問合せ 照会 |
苦情 相談等 |
合計 |
|||||
開示請求 |
簡易開示 |
訂正請求 |
小計 |
||||||
2~13 |
202,513人 |
407件 |
197,824件 |
19件 |
198,250件 |
4件 |
4,363件 |
97件 |
202,714件 |
14 |
12,442 |
134 |
11,911 |
2 |
12,047 |
- |
400 |
4 |
12,451 |
15 |
10,340 |
99 |
9,867 |
2 |
9,968 |
- |
375 |
2 |
10,345 |
16 |
8,532 |
129 |
8,091 |
0 |
8,220 |
6 |
316 |
5 |
8,547 |
計 |
233,827 |
769 |
227,693 |
23 |
228,485 |
10 |
5,454 |
108 |
234,057 |
※簡易開示(口頭で請求して、その場で開示を受ける)による請求が多かった試験
16年度 |
15年度 |
(1)高等学校入学者選抜 (5,323件) (2)公立学校教員採用候補者選考試験 (544件) (3)警察官採用試験 (464件) |
(1)高等学校入学者選抜 (6,707件) (2)公立学校教員採用候補者選考試験 (487件) (3)保育士試験 (418件) |
2 簡易開示を除く開示請求等の処理状況 ~開示請求は約3割増~
開示請求 |
||||
開 示 |
一部開示 |
不開示 |
取下げ |
計 |
83件 |
28件 |
18件 |
0件 |
129件 |
○ 医療に関する開示請求が約4割を占めています。
○ 訂正請求はありませんでした。
3 不服申立件数と処理状況
不服申立件数 |
処理状況 |
|||||||
|
前年度までの継続審議 |
16年度受理(諮問件数) |
個人情報保護審査会からの答申 |
取下げ |
審議中 |
|||
|
請求人主張全部認容 |
請求人主張一部認容 |
請求人主張否認 |
|||||
13件 |
6件 |
7件 |
2件 |
0件 |
2件 |
0件 |
4件 |
7件 |
4 事業者の個人情報取扱業務登録件数
「個人情報取扱業務登録制度」とは、民間事業者が取り扱う個人情報の目的や収集する項目などを
県に登録し、県政情報センターなどで県民の皆様に自由にご覧いただくものです。県では、平成2年
度以降、制度の普及に努めてきており、登録件数は着実に増えてきています。
平成16年度には、新たに291事業者、業務数でいうと436件の登録があり、同年度末では、
7,965事業者、業務数でいうと14,076件の登録となりました。
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