更新日:2021年3月25日
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硬度とは水中のカルシウムイオンとマグネシウムイオンの合計量を炭酸カルシウムに換算して表示したもので、硬度の高い水を「硬水」、低い水を「軟水」と呼んでいます。
WHOの飲料水水質ガイドラインでは、硬度60mg/L未満を「軟水」、60から120mg/L未満を「中程度の軟水」、120から180mg/L未満を「硬水」、180mg/L以上を「非常な硬水」と分類しています。
日本の水の多くは軟水であり、ヨーロッパの水は硬水が多くなっています。硬度は水の味にも影響し、高度が高い水は口に残る味があるとされ、低すぎるとコクがないとされています。
軟水は味があっさりしてクセがないため、昆布やかつおだしのグルタミン酸などのうまみ成分を引き出す効果があり、日本食に適していると言われています。また、日本茶、紅茶、ウイスキーなどの香りを引き出す効果があるとされています。
硬水は水のにがみや渋みなどの独特なクセがあるため、肉の臭みを抑え、アクを取りやすくする効果があり、シチューなどの洋風料理に適していると言われています。
谷ケ原浄水場の水の硬度は約60mg/Lであり、「軟水」もしくは「中程度の軟水」に分類されます。
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