更新日:2024年9月19日
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カナカモミール
インタビューの第1回目は、県の職業技術校で学び、今年から特別養護老人ホームで働き始めたシングルマザーのさやかさん(仮名)にお話をうかがいました。
(さやかさん)「ケアワーカーとして働き始めて3か月になります。仕事内容は、施設に入所されているみなさんの食事、お風呂、排泄の手助けをすることです。
早番勤務では6時頃、遅番では8時半頃に家を出て、早めに職場に着き、余裕をもって準備するようにしています。早番の日は子どもは一人で起きて食事をし登校するので、携帯で連絡をして起きられたかどうかチェックしています。」
「宿題もゆっくり見てあげたいのですが、最近は忙しくてそれも大変です。この施設は夜勤なしで勤められる制度があり、子どもを夜一人にすることはないので、とても助かっています。」
ケアワーカーを目指したきっかけは?
「もともとは専業主婦でした。足をケガした際に介護の大切さを知ったのと、おじいちゃんおばあちゃんが好きだったこともあり、ケアワーカーを希望しました。市の相談窓口で、無料でケアワーカーの実務者研修まで講習を受けられる職業技術校のコースを紹介してもらいました。」
「それまで専業主婦だったので、6ヵ月間、朝から夕方まで授業のある生活が最初は慣れず大変でした。」
「介助を想定した実技などの講習もあり、担任の先生から色々お話を聞くこともでき、充実した学びとなりました。また、同じ目的を持った仲間ができて心の支えになっており、今でも交流があります。」
「子どもも応援してくれて留守番などを頑張ってくれました。」
「ハローワークの職業訓練受講給付金(月10万円)を受給しながら、訓練を受けました。」
「以前はバックパックで親子旅などをしていたので、また時間ができたら旅に行きたいです。」
「将来は、介護の経験も活かして、お年寄りも楽しむことができるガイドやキャンプ場の経営もやってみたいと考えています。」
「自分一人だと思わずに、周りに相談したり甘えたり、人に頼ったりしてよいと思います。休みのときは思い切りリフレッシュして、気分転換しながら頑張ってほしいですね。」
ありがとうございます。さやかさんの益々の活躍を期待しています。
さやかさん(仮名)が訓練を受けた「ケアワーカーコース」など、訓練期間が6か月のコースと1年間の一部のコースは授業料が無料です。また、全コース募集定員の約1割に「ひとり親家庭優先枠」を設定しています。
雇用保険を受給できない求職者の方が、訓練を受けやすくするための給付を受けることができる制度であり、さやかさん(仮名)も受給していたものです。ハローワークの支援指示を受けて、職業訓練を受講し、条件を満たす場合は、職業訓練受講給付金を受給できます。
このページの所管所属は福祉子どもみらい局 子どもみらい部子ども家庭課です。