県立特別支援学校における就学奨励費の誤支給について

1 経緯

令和4年4月28日（木曜日）、当該校に在籍する児童の保護者から、通学費（ガソリン代）の支給額について、当該校に問合せがありました。その後、当該校で、確認したところ、令和2年度の当該児童の通学費（ガソリン代）が誤って支給されていたことが判明しました。
このことを受け、当該校及び県教育委員会において、文書保存期間である5年分（平成29年度から令和3年度）の、対象児童・生徒等の支給額を確認したところ、令和4年7月6日（水曜日）までに、次のとおり誤支給が判明しました。

2 誤支給の内容

平成29年度から令和3年度までの就学奨励費の通学費（ガソリン代）が誤って支給されていました。
　過少支給　182名（実人数）　合計962,248円（未払い額）
　過大支給　 15名（実人数）　合計205,823円（過払い額）

3 誤支給の主な原因

就学奨励費の算定について、県教育委員会が作成したマニュアルに基づいて事務処理にあたるよう学校を指導していますが、当該校では、マニュアルに基づいて事務処理を行わず、独自に作成した表計算ソフトで通学費（ガソリン代）を算定しており、その際、計算式の設定を誤っていました。
また、当該校では複数人によるチェックを行っていませんでした。

4 学校の対応

誤支給のあった児童・生徒等の保護者に対し、説明及び謝罪を行っています。
今後、未払い額については、速やかに支給し、過払い額については、返還を依頼します。

5 県教育委員会の対応

県教育委員会は、他の県立特別支援学校28校の支給状況についても調査を実施中です。
また、各県立特別支援学校に対し、改めてマニュアルの記載事項の確認及び徹底を通知しました。併せて、再発防止に向けて、マニュアルを見直すとともに、事務職員の研修を実施します。

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