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更新日:2023年5月12日
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埋蔵文化財センターのじゅんちゃんに会いに行く
土製耳飾り 縄文時代晩期(相模原市緑区 青山開戸遺跡)
ボク、神奈川県埋蔵文化財センターのマスコット「じゅんちゃん」に会いに行ったんだ!センターのエントランスホールには、旧石器時代の炉跡や、縄文時代や弥生時代の土器や装身具などがあったよ。
3階の資料管理閲覧室に行くと、センターの近くにある稲荷山貝塚の貝層剥ぎ取り断面があったんだ。縄文人はアサリやハマグリ、マガキなどを食べていたんだね!
センターの建物は、古墳時代の円筒埴輪をイメージしてるんだ
旧石器時代の炉跡(宮ヶ瀬湖に沈んだ集落・サザランケ遺跡)
稲荷山貝塚の貝層剥ぎ取り断面(横浜市南区) 貝のほかにシカやイノシシの骨もあるよ。
そして、縄文土器の展示で「じゅんちゃん」を見つけたよ。フクロウ形の「じゅんちゃん」は、土器の把手に付いていたんだって。あと、呪術や祭祀のために使われたと考えられる「土偶」の表情がとっても生き生きしていたんだ。
縄文時代の土偶や、人の顔やフクロウの形をした把手があるよ。
縄文土器 動物型把手(相模原市緑区 大地開戸遺跡)縄文時代中期。「じゅんちゃん」のモデルだよ。
土偶 (平塚市 原口遺跡) 縄文時代中期。
縄文土器の変遷をたどるコーナーには、1階の展示で見た、縄文中期の華やかなスタイルとはちがうデザインの土器があったよ。15,000年あまりにわたって続いた縄文時代では、縄文土器は時期や地域によってさまざまな変化をみせるんだって。
縄文時代早期の土器 深鉢(左:縄文時代早期/久保ノ坂遺跡 清川村 右:縄文時代前記初頭/ナラサス遺跡 清川村)
縄文時代中期の土器 (手前:釣手土器 相模原市緑区 川尻中村遺跡 奥:深鉢形土器 海老名市 中原遺跡)
縄文時代後期の土器 深鉢 (左:横浜市港北区 篠原大原遺跡 右:相模原市緑区 はじめ沢下遺跡)
弥生土器の展示でビックリしたのは、土器の内側に稲籾の跡がついていたことなんだ。ほかにもアワやキビの跡が残る土器が見つかっているんだって。当時の人たちの暮らしがどのように変わったのか知りたくなっちゃった。
弥生時代の土器もたくさんあるよ!
甕(かめ) 弥生時代前期末 宮ヶ瀬遺跡群上村遺跡
イネの籾痕だ。生活のすぐ近くにイネがあった証拠だね。
1階のエントランスと3階の資料管理閲覧室には、縄文・弥生時代だけでなく、旧石器時代から近世までのさまざまな展示があるよ。古墳の副葬品や、古代祭祀に関連する遺物、中世・近世の陶磁器など、かながわの昔にタイムトリップ。みんなもぜひ見に行ってみてね!
観覧無料。3階の資料管理閲覧室の見学時には、1階事務室で職員に声をかけてね。
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