更新日:2023年5月12日
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県立歴史博物館の特別展「かながわの正月ーよい年になりますようにー」を見に行ったんだ。ボクのともだち「パンチの守」にも会えたよ。展示は、12月中旬から立春までの期間に、神奈川県で行われるさまざまな行事や風俗が取り上げられていて、郷土色豊かな「かながわ」に生まれてよかったなと思ったんだ。
「パンチの守」に迎えられる「かながわキンタロウジュニア」
ボク、県立歴史博物館の営業部長「パンチの守」に招待されて、特別展「かながわの正月―よい年になりますように―」(展示は2021年1月11日(月曜・祝日)まで)を見に行ったよ。元旦から松の内までの大正月(おおしょうがつ)、1月14日前後から20日までの小正月(こしょうがつ)を迎えるための伝統行事や民俗資料がたくさんあったんだ。
正⽉飾り(横浜市保⼟ケ⾕区星川)
厄神のトシヤド(三浦半島南部)、厄神の棚(相模原市中央区⽥名)(左から)
入るとすぐに、大正月に来てくれる神「トシガミ」様を迎え入れるための正月飾りがあったよ。神様には新しいものや清らかなものをお供えするから、新年に初めて汲んだ水を供えたり、初めて起こした火でその水を沸かしてお供えしたりするんだって。
展示には、⼤晦⽇に「厄神(やくじん)」を迎える習俗も紹介されていたよ。病気などをもたらす厄神に⼀夜の宿を貸して、供え物をして恩義を売り、家族が災厄にかからないようにしたそうだよ。
農作物がたくさんできるように願って「ケズリカケ(削り掛け)」を家の中や外の神様に供えたり、魔除けや厄除けとして、「カドニュウドウ(門入道)」を家の入口に立てたりしたんだ。
ケズリカケ(秦野市今泉)
カドニュウドウ(⼭北町中川)
豊漁豊作や商売繁盛を願う芸能、三浦市三崎のチャッキラコはユネスコ無形文化遺産に指定されているよ。
子供たちが仮面などで変装して家内をお祓いする「アクマッパライ」は、旧大住郡、旧淘綾(ゆるぎ)郡、足柄上郡・下郡で行われているんだ。
地域にさまざまな伝統がある「かながわ」をもっと好きになったな。2021年は穏やかな「よい年になりますように」。
チャッキラコの道具(扇子、チャッキラコ)(三浦市三崎)
アクマッパライの⾯(秦野市堀⼭下)
悪魔祓いの団扇(秦野市堀山下)
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