更新日:2024年6月3日
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厚木保健福祉事務所 汚物処理・消毒のポイントのページです。
本来、菌やウイルスに1番効果的なのは熱消毒。しかし、現実には全てのものに熱湯がかけられるわけではありません。アルコールは、手洗い後の擦り込みやインフルエンザウイルスには有効ですが、ノロウイルスには、塩素系漂白剤などの「次亜塩素酸ナトリウム」が効果的です。「次亜塩素酸ナトリウム」は強いので、直接手に擦り込んで消毒することには使わないでください。
台所などでの使用を目的として市販されているものは5から6%程度のものがほとんど。実際の消毒には、手すり・ドアノブなどの消毒には0.02%、嘔吐物などの処理には0.1%の濃度のものを使うため、使うときに水で指定の濃度に薄めます。
消毒するもの |
濃度 |
薄め方 |
---|---|---|
手すりやドアノブなど | 0.02% | ペットボトルのキャップ半分の塩素系漂白剤に、500ミリリットルの水 |
便や嘔吐物が付着した床など | 0.1% |
ペットボトルのキャップ2杯の塩素系漂白剤に、500ミリリットルの水 |
※使用の都度作ることとし、作りおきしてペットボトルに入れたまま保管しないでください。また、ペットボトルには消毒液であることをはっきりと明記するほか、小さいお子さんなどが手の届くところに置かないようにして、誤って飲むことがないように注意しましょう。
ペーパータオルなどに消毒用アルコールを含ませて拭き、自然乾燥させる
ペーパータオルなどに0.02%の次亜塩素酸ナトリウムを含ませて拭き、10分後に水拭きをする(水拭きをしないと、金属製のものは錆びることがあります)
※次亜塩素酸ナトリウムを含ませたペーパータオルは素手で触らず、ゴム手袋などを使いましょう。
ダウンロードしてご自由にお使いください。
「保健所直伝 嘔吐物処理」 【A4縦版】 |
使い捨て手袋(2双)、使い捨てマスク、使い捨てエプロン、拭き取るためのペーパータオル、バケツ、ビニール袋、次亜塩素酸ナトリウム、新聞紙など
1 |
嘔吐物は飛散するので、処理中は、汚染区域に他の人が近づかないよう注意 手袋、マスク、エプロンをつけて準備をする ※このとき、手袋は二重にしておくとよい |
2 |
嘔吐物に新聞紙などをかぶせ、嘔吐物の量と同量の0.1%の次亜塩素酸ナトリウムを静かに注ぐ ※最初はペーパータオルでなく新聞紙でOK |
3 |
嘔吐物は広がらないようにペーパータオルで外側から取り除く ※同一面でこすると汚染が広がるので注意 ※ここからは、きれいなペーパータオルで! |
4 |
拭き取ったペーパータオルは、0.1%次亜塩素酸ナトリウムを入れたビニール袋に入れる このとき、外側の手袋だけを外し、拭き取ったペーパータオルとともにビニール袋に入れる |
5 |
汚れた床の上にペーパータオルを置き、その上から0.1%の次亜塩素酸ナトリウムをかけて浸し、10分程度おいておく |
6 |
汚染場所を広げないようにペーパータオルで拭き取る 嘔吐物の処理をした人のスリッパの裏側も消毒する |
7 |
拭き取った後は、水拭きをする |
8 |
使い捨ての手袋、マスク、エプロンを注意して外し、拭き取ったペーパータオルとともにビニール袋に入れ、袋の口をしっかりと閉める さらにもう一重ビニール袋に入れ、袋の口を閉めてから捨てる |
9 |
処理後はよく手を洗い、換気をする |
神奈川県厚木保健福祉事務所 保健予防課
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