更新日:2019年7月12日
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箱根山火山防災協議会の会議結果
様式3
審 議 結 果
審議会等名称
箱根山火山防災協議会
開催日時
平成29年2月7日(火曜日) 16時50分から17時10分
開催場所
神奈川県庁第二分庁舎6階 災害対策本部室
出席者
次回開催予定日
未定
問い合わせ先
災害対策課 応急対策グループ 濱田
電話番号 045-210-3430
ファックス番号 045-210-8829
掲載形式
議事録
審議経過
1 開会
(1) 神奈川県知事挨拶
大変お忙しい中、昨年に引き続きまして、第2回目の箱根山火山防災協議会にご参加いただきまして誠にありがとうございます。
箱根山は、一昨年の11月20日に噴火警戒レベルが1に引き下げられて以降、現在まで火山噴火予知連絡会においても、「噴火の兆候は見られない。」と言われております。
しかし、大涌谷周辺の想定火口域では、引き続き噴気活動が活発な場所がありまして、噴気や火山ガスには継続して注意が必要であると認識しております。
県では、平成27年の春に地震活動が活発化して以降、観測・監視体制の強化、情報伝達・避難誘導体制の確立やロボットの投入などの安全対策に取り組んで参りました。
その結果、昨年の7月26日には、約1年3か月ぶりに大涌谷園地の一部と箱根ロープウェイの全線が再開することができました。
このことは、昨年の「県政重大ニュース」でも、第2位に取り上げられましたように、明るい話題として全国に伝えられ、今では多くの観光客が大涌谷に訪れております。
これも、町や関係機関、園地事業者が一丸となって安全対策に取り組んだ成果であると、そのご尽力に改めて感謝申し上げます。
再開後も、箱根町を中心に園地事業者等と連携して、観光客や事業者の安全対策を最優先に対応して参りました。
昨年、この場で掲げました「10年先も人的被害ゼロを継続」に向けまして、今後とも気を緩めることなく推進して参ります。
本日の協議会では、今年度の取組成果をご報告するとともに、平成29年度の取組方針について、ご協議いただくことを予定しておりますので、ぜひ皆様の闊達な意見をいただけますようお願いいたします。
(2) 箱根町町長挨拶
ご紹介いただきました、副会長を仰せつかっております、箱根町長の山口でございます。
本日は、第2回目となります箱根山火山防災協議会に、ご参集をいただき誠にありがとうございます。
さきほど県知事のあいさつにもありましたとおり、昨年7月26日に、大涌谷園地への立入規制を約1年3か月ぶりに一部を除いて解除し、箱根ロープウェイも全線で運行することといたしました。
再開当日、私も現地に赴きましたが、あいにくの空模様にもかかわらず、たくさんの国内外の観光客の皆さまが訪れておりました。そして、それ以降も、大涌谷には新たな噴気孔などダイナミックな火山活動を見学する多くの観光客で賑わっているところであります。
大涌谷園地の再開に際しましては、多大なるご尽力、ご助言をいただきました県の安全防災部局をはじめとした関係機関の皆さま、そして各種の具体的な安全対策を講じていただいた園地事業者の皆さまに、この場をお借りして重ねて御礼申し上げます。
現在、噴火警戒レベルは1であり、大涌谷での全般的な火山活動は静穏な状態ではありますが、噴気活動は、依然として活発な状況が続いております。
大涌谷は、火山の息吹を身近に感じられる場所として、以前より箱根の中でも人気の高い観光名所でありましたが、多くの皆様に安全に、また、安心してお越しいただけるよう、今後も各種の安全対策を強化していかなければならないと考えております。
火山活動は、温泉や変化に富んだ雄大な景観を生み出すなど、観光地 箱根として多くの恩恵を与えてくれています。しかし、一方で火山災害という形で、計り知れない被害をもたらす側面も持っているところでもあります。
この相反する二面性を充分に理解しながら、まずは大涌谷園地の全面再開、さらには、安心して楽しめる観光地づくりを進めることが重要であると考えておりますので、本日ご参加の関係機関の皆さま方のご協力をお願いいたしまして、簡単ではありますが、開会に当たってのあいさつとさせていただきます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
2 報告
平成28年度の取組結果(成果)について
事務局より(資料1)を説明
( 質問等なし )
3 議題
平成29年度の取組方針(案)について
事務局より(資料2)を説明
( 意見・質問等なし )
→ 平成29年度取組方針(案)につきましてはご承認いただきました。
4 その他
【一般財団法人箱根町観光協会:勝俣委員】
箱根町観光協会の理事長の勝俣でございます。平素より大変お世話になっております。昨年の7月26日に、大涌谷の一部が、また、ロープウェイが再開されましたことに対しまして、県の皆さま、そして、箱根町、また、園地事業者の方々のご尽力に心から感謝を申し上げる次第であります。
現在では、ほぼ以前の水準にまで回復してきておりますが、箱根を訪れる国内外の観光客は、大涌谷の自然研究路を散策することを待ちわびております。火山ガスの影響があると聞いておりますけれども、一日も早い全面再開を果たすためにも、「今後の取組方針」に取り上げられている項目につきまして、地元箱根町を中心として、神奈川県、また、関係機関の方々などに、安全性を考慮した上で、前向きに取り組んでいただきたいと、かように思います。
町観光協会といたしましても、箱根町と協力して前向きに進んでまいりたいというふうに思います。以上です。
【知事】
この件について、ご意見はございますか。
我々も安全安心を確保しながら、一日も早く再開に向けて取り組んでいきたいと思うところであります。
温地研に来ていただいておりますけれども、そのあたりの目途はいかがでしょうか
【温泉地学研究所:里村委員】
ガスの状態はまだ高いので、今の段階では、いつ頃に開けられるかということは言えないのですが、温地研としましても、きちんと観測をやるとともに、火山学の専門家集団としてがんばっていきたいと思っております。
5 閉会
会議資料
資料1:平成28年度の取組結果(成果)について [PDFファイル/1.24MB]
資料2:平成29年度の取組方針(案)について [PDFファイル/1.01MB]
参考資料1:箱根火山火口周辺警報発表に伴う防災対応 [PDFファイル/146KB]
参考資料2:平成28年度の取組結果(成果) [PDFファイル/140KB]
このページの所管所属はくらし安全防災局 防災部危機管理防災課です。