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更新日:2024年1月23日
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はやかわ 活動状況
船外機船「はやかわ」は、主に漁業調査指導船「ほうじょう」と共に神奈川県の浅海域で調査活動を行っています。
県民の大切な財産である神奈川県の豊かな海を次の世代へ引き継ぐため、生産者である漁業者を支援し、その生産の場である海を守ること。それが私たちの使命と考え、海浜や磯、藻場調査などの漁場環境や漁具防災の研究、調査に「はやかわ」を使用しています。
「はやかわ」は、スクリュープロペラを上げてオール使えば、水深50cm程度の浅瀬でも活動が可能です。小さな利点を生かした「はやかわ」でしか出来ないような調査を行っていますので、活動の一部をご紹介いたします。
船外機船「はやかわ」から潜水士が潜水して海の中を調査しています。
洋上では潜水士の気泡を確認しながら警戒に従事して安全を確保しています。
当場は、定置網安全対策として江の浦沖に海洋観測ブイを設置しており、点検整備に「はやかわ」を用いて付着した貝類などを除去しています。
浅海域の調査では、水中ドローン、簡易式水中カメラ、箱メガネなどを使って海底の状況を確認しています。
勢力の大きな台風が接近する際は、漁業従事者全体で防護措置をとります。小田原漁港で避難体制をとる際は、漁業従事者の船外機船のほか、「はやかわ」も使用して、沢山のけい留策を各船にとり、避難体制を確立します。また、台風通過後には港内に大量の漂流ゴミが侵入することもあり、その際は漁業従事者総出でゴミ清掃を行いますが、その作業にも「はやかわ」を用いています。
このページの所管所属は 水産技術センター相模湾試験場です。