更新日:2024年1月23日
ここから本文です。
定置網漁業
定置網漁業とは、下図のような漁具を一定の海面に設置して営む漁業のことです。
この漁法は、魚の習性を利用して、魚が集まる場所に網を設置しておいて、魚群を漁具の中に誘導し入網した魚を捕ります。
定置網漁業は、他の曳き網や巻き網などの漁法と異なり、魚群を積極的に追って操業するのでなく、魚群が入網するのを待って行なう受動的な漁法です。
相模湾は、全国的に定置網漁業が盛んな地域であり、特に西湘地域は大型の定置網が多く敷設されています。西湘地区の定置網では、マアジ、サバ類、イワシ、イサキ、カマスなど多種の魚が漁獲されています。
「落とし網」という種類の定置網の図です。
魚の群れの行く手を垣網でふさぐと、魚群れは、障害物(垣網)に沿って沖へと移動していきます。
垣網に沿って沖へいくと運動場に入って行き、運動場を8の字を描くように泳いでいるうちに登り網を上って、箱網(漁獲する網)に入っていく仕掛けです。
このページの所管所属は 水産技術センター相模湾試験場です。