更新日:2022年1月14日
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しらす船曳網漁業
しらす船曳網とは、しらすの群れを見つけ、その魚群を取り囲むように網を入れ、その網をゆっくり曳くことで、しらす群れを網に入れて漁獲する漁業のことです。
この漁法は、曳網という漁法で、漁獲対象となる魚種により網の目合や形状も異なります。
相模湾では、しらすの他に2艘で曳く、サヨリを対象にしたサヨリ船曳網漁業も行われています。
構造は、先端に袋状の袋網(しらすを漁獲する網)があり、その両端に身網、その手前に目合の大きな荒手網、そしてロープとなっています。
漁獲をする際、両方のロープを締めますが、この時に荒手網からしらす以外の魚を逃がすことにより、袋網には、しらすしか入らないようになっています。
県内では、横須賀市長井から小田原までの相模湾沿岸が漁場になっており、しらす漁業者は自ら獲ったしらすをその日のうちに自家加工し、販売します。
釜揚げしらすやたたみいわしなどの加工をする時も塩以外の添加物は使用していないことが特徴です。
「湘南しらす」で有名なしらすは、マイワシ、カタクチイワシ、ウルメイワシの稚魚の総称です。
このページの所管所属は 水産技術センター相模湾試験場です。